プログラムレポート


静岡市少年少女発明クラブ 活動の様子 (2022年12月18日開催)

12月18日は静岡市少年少女発明クラブの8回目の活動がありました。

 

今回はミニロボプログラミング体験が行われました。

 

前回の活動の様子はこちら!

静岡市少年少女発明クラブ 活動の様子 (2022年11月27日開催)

 

最初は、プログラミングについての座学です。身近にあるプログラミングされている製品についてのお話を聞きました。

 

家にある掃除機や洗濯機などは、昔は電源のオン・オフだけの簡単なものが主流でしたが、今はほとんどの電化製品がプログラミングされ、多機能になっています。

洗濯機が洗濯物の量を確認して自動で必要な量の洗剤を入れてくれたり、掃除機がゴミを探して自動で動いたり。昔はなかった便利な機能がどんどん追加されています。

レジも昔と今とではだいぶ違い、どんどん便利にそして待ち時間が短くなっており、今では指定の場所に商品を入れるだけで合計金額が計算できてしまうものもありますね。

 

では、この便利な製品に組み込まれている「プログラミング」とは一体なんなのでしょうか。

 

「コンピューターを思い通りに動かすため、命令を組み合わせること」と、教えてもらいました。

 

続いて(株)アイエイアイさんの工場で実際に動いているロボットの様子を見せていただきました。スマートフォンを産業ロボットが検査している様子です。

かなりのスピードでたくさんの検査が進んでいきます。

 

動画を見ながら先生から、「スマートフォンは世界で年間どのくらい生産されているでしょうか?」という質問がありました。

こどもたちからは、悩みながらも1億台くらい??と予想する回答が出ました。

 

なんと実際は年間15億台が生産されているそうです。

15億台を生産するのに人間の手だけでは、製造も検査も到底間に合いませんね。産業ロボットの活躍のおかげで便利な製品が手軽に使えるということがよくわかりました。

 

続いて特別に持ってきていただいた(株)アイエイアイ製のお絵描きロボットが登場しました。

 

このロボットにはあらかじめミニロボのイラストを描く、というプログラミングがされています。

ボタンを押すと正確に何度でもミニロボを描き続けます。ミニロボが描かれた紙を重ねてみるとぴったり絵が合いました。

 

 

普段は工場の中で活躍している産業ロボットを間近で見ることができ、ロボットの面白さ、プログラミングの大切さを肌で感じることができました。

 

座学の後は、自分たちでミニロボをプログラミングする体験です。

普段はコントローラーで操縦しているミニロボですが、今回はタブレットから動きの指示を出します。

 

タブレットから指示を出すと、ミニロボがマスの中を指示通りに動きます。

 

プログラミングを学ぶ今回のミニロボでは、いつものコントローラーではなく、専用のコントローラーを使います。

 

「前に進む」、「止まる」、「キックする」などの指示をタブレット上のカードを組み合わせて指示を出すとその通りに動きます。基本の動作や間違った時の修正方法などを教えてもらいました。

 

注意点として最後に「止まる」のカードがないと動き続けてしまうことも教えてもらいました。

しっかり最後まで指示を出さないと机の上から落ちてしまうこともありますので、そのあたりも気をつけないといけません。

 

裏側を見て、それぞれの指示が出たときにどのようにタイヤが回っているのかも確認しました。

 

基本を、学んだあとは、課題に挑戦しました。最初の課題は【1番からスタートして、17番にシュートする】です。

 

2人1組で相談しながら考えていきます。

 

前に進む時間が長すぎて線を越えてしまったり、回りすぎてしまい違う方向を向いたりと、各チームでトライ&エラーを繰り返します。

 

修正を繰り返しだんだんと思い通りに動くようになっていきました。あと少し!

 

シュートが成功すると、「できたー!」と、大きい声があがります。試行錯誤した分だけ、成功したときにうれしいですね。

 

2つ目の課題は【9番からスタートしてぐるっと一周してから3番にシュートする】です。

 

なかなか難しかったですが、2人で力を合わせてクリアしました!

 

2つの課題が終わったら、「繰り返し」のカードの使い方を教えてもらい、より少ないカード数でゴールまで行けるように考えます。

 

課題をクリアしたあとは、プログラミング用のミニロボの中身を確認し、オリジナルのプログラミングできるロボットを作っていきます。

 

目指すのは前半に動画で見た携帯を検査するロボットアームの動きです。ユニバーサルプレートを使ってアーム部分を自由に組み立てていきます。

 

ミニロボより複雑な動きになるので、指示の出し方も難しくなってきますが、前回までの活動でロボットを製作した経験が生きているようでどのチームもアームを無事動かすことができました。

 

 

残った時間は、自由にミニロボでプログラミングをしたり、できたロボットアームを改造しました。

車輪をつけて動くロボットもできました!アレンジ力が素晴らしいですね。

 

今回は、こまでのロボット製作から一歩進んでプログラミングするロボットの製作の仕方を学びました。

次回以降、このプログラミングして動くオリジナルロボット作りがはじまります。

 

次回の活動もお楽しみに!

 

 

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