10月26日にまある商店街プロジェクトがスタートし、清水銀座商店街で行われるイベント「おさんぽてん」に向けての活動が始まりました。

 

今回のプロジェクトでは商品開発チームと旗チームの2つのチームがおさんぽてんに向けて活動をします。

 

初日は両方のチームのメンバー全体の顔合わせ、先生の紹介、商店街プロジェクトの目的などを全員で共有しました。

 

プロジェクトの活動では、ほとんどの子が単独で応募してくるので、最初は緊張感が漂いますが、終わるころにはすっかり仲良くなっていきます。

 

初日はややおとなしめのこどもたちでしたが、これからの活動の中でどんどん打ち解けて仲間になっていきます。

 

そんなこどもたちの変化もプロジェクト活動の特徴の１つです。最後に「おさんぽてん」の旗を協力して制作しました。

「おさんぽてん」の行われる12月7日と8日のうち、8日は両チームのプロジェクトメンバー全員の12名がイベントのお手伝いをしています。

 

この日はレゴデスもま・あ・るに駆けつけてくれました！

 

ここからはそれぞれのチームの活動の様子をお伝えします。

 

まずは商品開発チームの様子から。メンバーは8名です。

 

地粉を使った天然酵母のパンの教室や販売をやられているYYY Bakig studioさんに協力していただき、こどもたちが、パンの商品開発にチャレンジします。

 

こどもたちがどんなパンをどのように売るかを考えて、YYY Bakig studioさんが製造したパンをイベントの際に日本円で販売します。

 

11月4日にはYYY Bakig studioさんに講師として来ていただき、手づくりのパンを教えていただきました。

 

メンバー全員がはじめてのパン作りです。先生があらかじめ作っておいてくれた生地をこどもたちが成形しました。

 

焼く前の生地はしっとりして気持ちのいい肌触りでした。パンを作りながら天然酵母のこと、地粉のことについて先生から教えてもらいました。

焼きあがったパンには先生お手製のペーストをつけて食べました。ココアと豆乳で作ったクリームがこどもたちに人気だったので、販売するパンにもこのクリームをはさむことが決まりました。

 

パンのデザインは全員でアイデアを出し合って決めました。お花、まあるん、こいのぼりなどいろんなパンができていきました。

こどもたちの考えたデザインの中から販売用のデザインをどうするか話し合いました。

 

相談の結果、まあるん、おさんぽてんの「ん」、猫、パンの名前にしようということになりました。

 

パン作りが終わった後はパンの価格についてこどもたちが話し合いました。

 

岸本さんから販売価格に含まれるお金について教えていただき、どのように価格を決めていくのかを学びました。

 

原材料にまでさかのぼって考えると、1つのパンが販売されるまでにたくさんの方がそれぞれの仕事をしてくれていることがよくわかりました。

 

小麦を育ててくれた人、お塩を作ってくれた人のことまで考えていくとあんまり安くは売れない！という想いがこどもたちに芽生えたようで、最初は2個セットで360円！と言っていたのですが、やっぱり1000円！という子もでてきました。

 

最終的に2個500円の価格に決まりました。

 

パンの商品名もみんなで相談し、地粉で作られる日本のパン、ということで「じゃパーン！」に決まりました！

販売のときのお店の飾りの準備をして、最後に商店街にもみんなで行きました。清水銀座商店街ははじめて行くという子も多かったので、こどもたちはとても楽しそうでした。

積極的にお店の方に挨拶をして、おさんぽてんのチラシを渡してパンの販売の告知をするこどもたち。当日も張り切って販売してくれそうです。

12月8日の11時から清水銀座商店街の旧多賀書店の前で販売しますので、ぜひご来場ください！

 

続いて旗チームの活動の様子もお伝えします。メンバーは4名。

 

11月17日に旗チームはとくべつなおしごとでこどもたちが絵を描いた旗を商店街に飾るお手伝いをしました。

 

快晴の日曜日、おさんぽてんの行われる清水銀座商店街へ出発しました。

 

商店街につくと岸本さんたちがすでに旗を飾り始めていました。

 

全長400メートルの商店街のお店の前にこどもたちが作った旗といらなくなった傘で作ったガーランドとてるてる坊主を飾っていきます。

こどもたちは長いガーランドの絡まりを取ったり、脚立の上にいる方にてるてる坊主を渡したり。自分にできることを考えながらお手伝いをしてくれていました。

地道な作業のお手伝いでしたが、こどもたちなりに楽しんでやってくれているようでした。

途中で商店街の路地に小道を見つけて、恐る恐る入ってみたり、おもちゃやさんで駄菓子を買ったりと商店街の探検もたくさんしていました。

昔ながらの消火器や看板など普段こどもたちが利用しているお店にはないものもたくさん見つけたようでした。

 

16：00の活動終了まで、4人でがんばりました。最後に歩道にあるくじらのオブジェで記念撮影！このころにはすっかり打ち解けて写真を撮るのも盛り上がっていました。

 

 

こどもたちが商店街で活躍していますので、ぜひ12月7日と8日は清水銀座商店街にあそびにきてくださいね。

 

※商店街プロジェクトのこどもたちが活動するのは8日のみとなります。