プログラムレポート
しずおかの味!「へそもち」のおつきみだんごをつくろう! 講座の様子(2019年9月13日開催)
公開日:2019年09月13日
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しごと・ものづくり講座
2019年の十五夜が今日9月13日(金)というのをご存知でしたか?
旧暦の「8月15日」と「9月13日」に、月の見える場所にテーブルなどを置き、そこへ満月に見立てたお月見団子や、魔除けのススキ、豊作を願ってこの時期に収穫される里芋などをお供えし、美しい月を眺めながらご飯を食べたりお酒を飲んだりしたことが「お月見」の始まりだそうです。
その旧暦の「8月15日」にあたるのが十五夜、「9月13日」にあたるのが十三夜といい、それぞれお月さまが綺麗に見えるとされています。
十五夜当日の今日、静岡県の中部に伝わるお月見団子「へそもち」をつくる講座を開催しました。
「お月見」ってなんだろう?というお勉強からスタートして、お月見について詳しくなったあとにへそもちづくりに挑戦します。
白玉粉に、お水のかわりに絹ごし豆腐を加えます。
豆腐を加えることで、もっちりした食感のいいお団子ができます。
白玉粉と豆腐を混ぜていきます。
耳たぶのかたさをイメージしてまとめていくよ。
どんなかたさか想像できるかな?
いいかたさにまとまったら、ちいさなお団子を作って並べていきます。
ここからが今日の大切なポイント!
「へそもち」の名前の由来である、おへそのようなくぼみをつくるために指でお団子をつぶしていきます。
全部にくぼみがつけられたら、沸騰したお湯でゆでていきます。
ぷかぷかお団子が浮かんできたら、しばらくおいて、そのあとすくって冷水に落とします。
あとは水気を切って、お皿にもりつけるだけ★
今日は、あんこの他にきなこやみたらし、生クリームもご用意しました!
みんな好きなようにトッピングを楽しんでいただきます♪
『へそもち』のはっきりとした由来は残っていないそうなのですが、徳川家康が幼少時に今川氏の人質として駿府城にいた時、三河からの付き人が「元気に丈夫に育つように・・・」との思いからおもちに『へそ』をつくり、そこへあんこをのせて食べさせたのが始まりと伝えられています。
だから徳川家康にゆかりのある静岡県中部地方に「へそもち」が浸透しているのかもしれませんね。
今日は曇り空ですが、綺麗な十五夜のお月さまが見られますように☆