プログラムレポート
商店街クラブ始まりました! (2018年10月28日開催)
公開日:2018年11月03日
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プロジェクト
10月28日に「商店街クラブ」の活動が始まりました。
商店街クラブでは、昨年より、清水銀座商店街で開催される『おさんぽてん』というイベントの際にこどもたちが考案した商品を日本円で販売するという企画を行っています。
おさんぽてんの主催者である岸本挽物製作所の岸本さんが毎年全面的に協力してくれています。
昨年は、商店街のパン工房Funny Bunnyさんに協力していただき、「ハピパン」というパンを販売しました。昨年の販売当日の様子をお伝えしたブログはこちら。
今年度販売するものは「あづま袋」です。
ご存知の方も多いと思いますが、あづま袋は江戸時代の頃からはじまったといわれる風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせて作った昔ながらのエコバックのようなものです。
今回は大きな旗をリメイクしあづま袋にしていきます。
使用する大きな旗は、2014年から毎年開催している「はたづくりのおしごと」の旗。
こども達がおしごととして一生懸命絵をかき、そのあとおさんぽてんの開催にあわせて商店街に飾られてきました。
2014年は白い旗
2015年は緑の旗
2016年は水色の旗
2017年は黄色の旗
今年はピンクの旗をつくりました。今年の様子はこちら。
かれこれ今年で5年目となり、これまでの旗の在庫がたくさんになってきたので、また何かの形で商品にしてお客さんに喜んでもらいたい!という岸本さんの想いをこどもたちがお手伝いします。
商店街クラブのメンバーは、あづま袋のネーミングや金額、販売方法などを考えて、12月8日(土)に販売も担当します。
初日はあづま袋の製作体験。
ミシンを使って実際にあづま袋を1人1つ作りました。
ミシン指導をしてくれたのは、ご自身でho’oponoというブランド名でハンドメイドの布製品を販売している牧田先生です。
左が岸本さん、右が牧田先生。
ミシン初挑戦の子もいたので、まずは、直線縫いの練習をしました。まっすぐに縫っているつもりがだんだんななめに進んでしまうこともありましたが、どの子も丁寧に縫い進めていました。
縫い終わりにOFFのボタンを押すタイミングもなかなか難しかったようです。
練習を終えて少し自信がついたところで、いよいよ製作開始です。
まずは旗の中から好きな柄を選んで、裁断します。布ばさみをゆっくりゆっくり動かして三角の生地を2枚準備しました。
布の端をアイロンで三つ折りにして、まち針で仮止めしたあと、ミシンに挑みます。
30分以上かけてやっと全員が縫い終わりました。
とても上出来で大満足の様子でした。
最後に先生のミシンの技をみせてもらいました。そのスピードと正確さに驚いていました。
午後は販売する際の会場となる多賀書店へ向かいました。
清水駅前銀座商店街を抜けておさんぽてんの会場となる清水銀座商店街の旧多賀書店を目指します。手には午前中に作ったあづま袋を持っていきました。
おさんぽてんのチラシを持ってあづま袋の販売の宣伝をしながら商店街を歩きます。突然の訪問にも関わらずどのお店の方も笑顔でこどもたちの話を聞いてくれました。
旧多賀書店では、地域のイベントが開催されていました。巴川に飾る飾りを作るワークショップに参加したり、わなげをやらせてもらったり。この飾り「ヒンメリ」は11月下旬頃から巴川沿いに飾られるそうです。この時新聞の取材の方がきていて、メンバーがヒンメリを製作する様子が新聞に掲載されました。詳しくは静岡新聞さんの記事でご確認ください。
イベントを楽しみながら地域の人と交流をして、商店街の楽しさを存分に味わえたようでした。
最後にま・あ・るにもどって商店街を巡ったことで得た経験・発見を共有して初日の活動を終えました。商店街を巡っていろいろな発見があったようです。すっかり仲良しになったメンバーたち。
次回は商品会議と本番の準備に入ります。
次の活動報告もお楽しみに!!