プログラムレポート
中央卸売市場を探検~青果のせりを見に行こう~ 講座の様子(2018年10月6日開催)
公開日:2018年10月06日
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しごと・ものづくり講座
本日は、静岡市中央卸売市場のご協力で、早朝の市場見学が開催されました。
こんなに早い時間に実施する講座はほぼないので、みなさんちゃんと来て頂けるか心配でしたが、ほとんどの方が時間どおりに到着してくれて良かったです。
中央卸売市場ではお魚と青果の取扱がありますが、お魚のセリはもっと時間が早いので、今回は青果のみ見学をします。
市場の中はとても広いのですが、フォークリフトが沢山走っていてとても危ないため、2班に分かれて見学をしていきます。
市場の中にはいろいろな産地から集められた沢山の青果・野菜が並べられていました。
ここからスーパーなどの小売店に青果が出荷されていきます。みなさんが利用しているスーパーに並んでいる食べ物も、こういった場所から届いているんですね。
続いて、青果のセリの様子を見学しました。
大きな声を出して、値段を決めていましたね。見ているだけだと何をしているのかさっぱりわかりませんが、すごいスピードで値段が決められていきました。
市場で働いている方にお話を聞く時間を設けてもらいました。
昔はもっと朝が早かったようで、早起きがとても大変だったそうです。
市場で働く人は一般の人より早く起きて早く帰るので、生活のサイクルがとても特殊ですね。
続いて、発泡スチロールの再処理をしている場所を見せてもらいました。
一日でものすごい数の発泡スチロールゴミが出るので、これを溶かして再利用するそうです。
機械で加工して、板状のものになります。
大きな市場ならではの設備ですね。
次に、主にお魚が保管されている冷蔵庫棟を見学しました。
中はマイナス30℃で、とっても冷たい状態です。
タオルのカチコチに凍っていましたね。
かなり冷たい状態なので、停電になっても扉をしめておけば1週間くらいは冷気を保てるそうです。
電気代がものすごくかかるそうですが、魚を新鮮に保存しておくためには必須の設備ですね。
見学が終わったら市場の方にいろいろと気になったことを質問しました。
市場が止まってしまうと小売店に物が並ばなくなってしまうため、基本的に市場は連休がないそうです。
今日は早起きして、普段見ることのできない市場の中を探検することができました。
みなさんの暮らしを支えるために、夜が明ける前から働いている人たちがいるんですね。
中央卸売市場では、11月11日に市場まつりが開催されるそうなので、興味のある方は足を運んでみてください。