プログラムレポート
新年!和のおもてなし 茶道入門 講座の様子(2018年1月8日開催)
公開日:2018年01月12日
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しごと・ものづくり講座
ま・あ・るでは初となる茶道体験講座を、「ふじのくに茶ちゃ会」のご協力により2018年1月8日に開催しました。
講師は川尻和枝先生と伊藤宗雅先生のお二人です。
畳のある和室ではなく、ま・あ・るのクッキングスタジオでの開催だったのでテーブルでの茶道体験となりました。近年、こうした「テーブル茶道」というものが広まってきているそうです。
部屋の中には掛け軸の代わりの色紙と、椿のお花を飾ってくださいました。
和室ではなくてもこうして飾ることで、和の雰囲気が出ますね。
「床飾り」といい、お客様をもてなす大切なものです。
今回は、2人1組になって、抹茶を点てる人とお客さんの両方を体験しました。
まずは袱紗のたたみ方から。
ただたためば良いわけではなく、たたみ方にも作法があります。慣れないけれど先生のお手本を見ながら練習しました。
おじぎにも種類があります。3種類のおじぎの方法を教わりました。
首を曲げただけではおじぎとは言えません。
みなさん苦戦しながら頑張りました。これからは日常生活の中でも意識したおじぎができるといいですね。
そしておまちかねのお茶の点て方、いただき方のお勉強です。
まずは茶碗に何も入ってない状態でイメージトレーニングをします。
抹茶にお湯を注いだら、実際に点ててみます。
美味しそうなお茶が準備できました!きれいにふんわり泡立っています。
お客さんはお茶をいただくまえに、和菓子を先にいただきます。苦みのある抹茶をいただく前に、口の中を甘くしておくのだそうです。
この日用意していただいた和菓子は「花びら餅」。
やわらかい求肥のなかに、みそあんと甘く煮たゴボウが入っています。平安時代から伝わる、お正月の季節限定のお菓子です。
和菓子を召し上がったお客さんのもとへお茶を運びます。
お客さんは、お茶を頂く前に隣のお客さんに「お先に。」の一言を伝えます。習ったおじぎも忘れずに。
お茶を頂く前に、茶碗を手の上で手前に2度回します。
茶碗の正面でいただくことを避けるためです。
お茶碗が持つ最も魅力的なところをお客さんの正面に向けて出してくれるので、その正面に口をつけないよう避けるのだそうです。
ズズっと音を立てて最後の1滴まで「吸い切り」します。
1時間という短い時間だったので細かいところまでは学習しませんでしたが、茶道がどんなものなのか感じてもらえたかと思います。
わかりやすいお話を交えながら教えてくださった川尻先生、伊藤先生、どうもありがとうございました。