プログラムレポート
色鉛筆画入門 講座の様子(2023年9月10日開催)
公開日:2023年09月11日
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しごと・ものづくり講座
9月10日は、こどもコイルの増田洋子先生のご協力で中高生向けに色鉛筆画の講座を開催しました。6年生以上が参加できる中高生向け講座として実施しました。
最初に参加者が持参した色鉛筆を確認しながら、色鉛筆の種類をついて教えてもらいました。
色鉛筆には「油性」と「水性」の色鉛筆があり、「油性」は水では溶けず、「水性」は水で溶かしてぼかすことができるそうです。
次に練習として、色の濃淡をつけた帯を画用紙に描きました。
力を入れると濃くなり、弱めると薄くなります。頭ではわかっていても、力加減は実際にやりながらでないとわかりませんでしたね。
かなり力強く描かないと色が濃くならないこともわかりました。色鉛筆の種類によっても色の濃さが違います。
そして猫の毛並みを表現できるように細かな線を描く練習もしました。よい感じに毛束が描けていました。
1色ではなく、2色、3色と色をのせていくとよりたっぷりの毛があるように見えてきます。
練習を終えたところで、課題の猫を描いていきます。
先生があらかじめ準備してくれた下絵に色をつけていきます。
色をのせる順番や塗るときのポイントを教わりました。明るいところと暗いところで色を変えて、色をどんどん重ねていくといいそうです。
下絵に自分で色を決めて仕上がるよう、1本1本毛を描いていきます。青色や紫の猫に挑戦する子もいました。
最初に土台になるような色を塗り、少し濃い目の色を塗って濃淡をつけていきます。
だんだんと立体感がでてきました。
後半は明るい色や少し全体の色とは異なる色を使っていき、ふさふさした毛並みを表現していきます。
途中でほかの人の作品を見る時間もありました。自分以外の作品を見て自分の塗り方や色の選び方を見直します。
色が濃くなりすぎたところは、練ゴムや消しゴムを使って色を落としました。色を落とすことでより立体感がでてきました。
最後は目の色を塗ります。ただ黒だけで塗るのではなく、いろいろな色を重ねて深みのある濃い目の色を表現していきました。
消しゴムで瞳に少しだけ白い部分を作り、輝きを出す技も教えてもらいました。
目に色が入ったら一気に生命力を感じられるようになりました。
最後に定着スプレーをかけてもらい完成です!
自分の猫に名前をつけて、作品名として右隅に日付と名前と共に記入しました。
こちらの猫には「オレンジ」という名前がついたようです。
額に入れてお部屋に飾ったりしてもいいですね。
講座の時間は1時間半だったので、時間が足りない人もいたようでした。もっと描きたい人は家でぜひ続きをやってみてくださいね。