プログラムレポート
ファイナンシャルプランナーのおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2023年8月14日開催)
公開日:2023年08月18日
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こどもバザール
8月14日は、コア・ライフプランニング株式会社静岡支社の小塩尚美先生と藤森昂亮先生のご協力で、「ファイナンシャルプランナーのおしごと」を開催しました。
今回、初めて開催したとくべつなおしごとです。
初めに先生から「お金の基本」について教えてもらいました。
お金は米や塩、布や家畜など物と物を交換を交換する事から始まりました。これを「物品貨幣(ぶっぴんかへい)」といいます。
しかし、このようなものは保管や持ち運びが難しかったり、人によって好き嫌いがありますね。
交換するものの代わりに「誰もが欲しがる」「誰もが納得できる値打ちのある」「保存や持ち運びが簡単にできる」ものとして、貝や金属が使われるようになったのが「貨幣(かへい)」のはじまりと言われています。
そして、日本で最初に使われたお金や江戸時代のお金がどのようなもので、時間を経て現在使われている電子マネーになるまでの「お金の進化」や、世界ではどのようなお金が使われているか、を教えてくれました。
これはアフリカのジンバブエという国のお札です。
日本のお金では見たことのない金額が印刷されています。
「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん…」と数えたら10兆(ちょう)まで桁(けた)がありました。
こんなに大きい金額なのに日本円だと3円の価値しかありません。
これではジュースを一杯飲むのにたくさんのお札が必要になりますね。
このような金額では使うのに不便なので、現在ではこのお金は廃止されてアメリカドルが使われています。
続いて、「お金の価値観」について学びます。
イソップ童話の「アリとキリギリス」を例にお話をしていただきました。
小塩先生からみんなに質問です。
「アリとキリギリス、どちらの生き方が良いと思いますか?」
「アリ!」と答えた方が大半です。
そこで小塩先生から提案です。
「アリさんはずっとはたらいていて幸せだったかな?」「キリギリスさんは仕事と遊びのメリハリをつけていたら、冬も楽しく過ごせたかも…」「もし、アリがキリギリスを助けていたら?助けてもらうお返しにキリギリスがアリに歌を歌って喜んでもらったら?」
色々考えることができますね。
最後に、自分だったら何を目的に、お金をどのように使うか、増やすかをワークシートにそって考えます。
将来の夢を考えながら書くことができましたね。
最後に先生がお金に関する3つの大切なことをお話してくださいました。
- お金はおしごとをして、もらえる
- お金には限りがある。大切に使おう
- お金を使うときは考えるようになろう
お金の大切さや、自分の将来を考えることができた楽しいおしごとでした。
小塩先生、藤森先生、ありがとうございました。