プログラムレポート
かたちの不思議 講座の様子(2023年4月6日開催)
公開日:2023年04月07日
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しごと・ものづくり講座
4月6日は色々なかたちの不思議を体験して、ものづくりをする「かたちの不思議」講座を開催しました。
まず、ま・あ・るスタッフのハッチから質問です。
「ここはどこの写真かな?」
静岡県庁や鉄道の電線が通っている柱、JR東静岡の駅など色々なところの写真がありますね。
これは、どこの壁かな?
この、全ての写真の中に隠れている形、それが「三角」です。
「ピン接合」という繋がっているところが動く繋げ方で、三角になっている構造を「トラス構造」と言います。
さっきの写真もよく見ると色々なところに三角がありましたね。
試しに実験をしてみましょう。
新聞紙で作った棒を使って、四角と三角を作ってみます。
四角のほうはグネグネしてしまって形がしっかりしません。
三角のほうは、それぞれの棒が支え合って、しっかりと三角の形を保っていました。
四角のほうに、同じ長さの棒を2本足すと、三角が4つの立体になって、しっかりと立ちました。
この形は三角が4つで出来ている四面体(棒の長さが全部同じなら”正四面体”)です。
しっかり立っていますね。
清水港にある大きなクレーンや、山や家の近くにある送電鉄塔、東京タワーや東京スカイツリーも三角が集まった「トラス構造」で出来ています。
今回はこの「トラス構造」を使って、みんなで協力して大きなドームを作ってみます。
まず、新聞紙を使って、建築資材になる長い棒を作ります。
丁寧に折り目をつけて作ることで、丈夫な建材が出来上がります。
折る時の角度も重要です。
新聞紙を巻くときは、なるべく隙間がなくなるように、慎重に巻きます。
棒の断面は丸ではなくて三角になるようにしてみました。
材料が出来たら、組み立てです。
床と壁をつくる時は星の形が出来ました!
建材の端をしっかり握っておく係とテープで止める係に分かれて、まとめていきます。
屋根を持ち上げて、建材の端をまとめていきます。
これで新聞紙ドームの完成です!
高さはおよそ110cm!なかなかの大きさですね。
中に入って記念撮影。
今回は、三角で作られたかたちの不思議を学ぶことができました。
「トラス構造」以外にも丈夫な構造はたくさんあります。お家でも調べてみてくださいね。
また、工作を丈夫にしたい時に、どうやったら少ない材料で一番丈夫に出来るか考えてみましょう。
またの開催をお楽しみに!