プログラムレポート
メカトロウィーゴを作ろう 講座の様子(2023年1月21日開催)
公開日:2023年01月23日
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しごと・ものづくり講座
1月21日は株式会社ハセガワにご協力いただき、「メカトロウィーゴ」を作る講座を開催しました。
メカトロウィーゴとは、モデリズムの小林和史さんがデザインをした、子どもが乗って移動するためのロボットです。
株式会社ハセガワでは昔から、軍艦や戦闘機のような実在するものをプラモデルにしてきました。
戦闘機や軍艦などの「実際に存在するもの」のプラモデルを作るのが得意な株式会社ハセガワが、初心者向けの親しみやすいプラモデルとしてメカトロウィーゴをプラモデルにしました。
初心者向けに作られているので、メカトロウィーゴの本体を作るために接着剤は使いません。
メカトロウィーゴのプラモデルを企画した、企画開発部の青野先生が、プラモデルを発売するまでに関わる色々な人のお話をしてくれました。
まずは企画をする人です。
青野先生のような商品を企画する人が、どんなものが人気があるのか、どんなものがプラモデルになっていたら嬉しいか考えて「プラモデルにしよう!」と決めます。
次に登場するのが、プラモデルの設計をする人です。
設計をする人は、パーツをどうやって分けるか、どんなふうに並べたら作りやすいかなど色々なことを考えながら設計します。
最近は設計をする仕事はコンピューターでやっているそうです。
展示会で展示をしたり、ホームページに掲載をしたり、箱に掲載する完成見本を作る人もいます。
この仕事の人は、本当にプラモデルを作るのが得意な人で、お休みの日以外は会社でプラモデルを作っているそうです。
実際に展示用のメカトロシリーズを持ってきてもらいました。
ピカピカしていて、本当にプラモデルなのかと疑ってしまうくらい、とっても素敵ですね!
よく見ると、箱の横にも完成品見本の写真がついていますね。
組み立て説明書を作る人もいます。
説明書を作る人は自分で1から作ってみます。
どこから作れば分かりやすいか、作るときに気を付けるところはないかなど、確認しながら説明書を作ります。
作る順番もしっかり考えて作られているので、プラモデルを作る時は説明書の順番通りに作ると作りやすくなっています。
箱のデザインをする人は、お客さんがお店で商品を手に取るときに、出来上がりの雰囲気が伝わるようにデザインをします。
メカトロウィーゴの箱のイラストは、主に漫画家のあらゐけいいちさんが描いています。
子どもたちとメカトロウィーゴの日常的な風景が描いてあって、子どもたちがとっても楽しそうにしています。
そして最後に、商品を宣伝する人たちが、展示会やホームページ、SNSなどでお知らせをします。
こうして、プラモデルがお店に並んで、皆さんの手に届くんですね。
1つのプラモデルを発売するためには、本当に色々な人が関わっていることが分かりました。
気になる仕事はあったかな?
プラモデルが出来るまでの様々な仕事についてのお話を聞いたら、いよいよメカトロウィーゴの作成に挑戦です!
まず、先生からニッパーの正しい使い方について説明がありました。
ニッパーには平らな面と、そうでない面があります。
切り出したいパーツのほうに平らな面を当てて切ると、切った面がきれいになります。
ニッパーの使い方を教えてもらったら、早速箱を開けて作っていきましょう。
説明書を見ながら、アルファベットや番号を手掛かりに、必要なパーツを見つけてニッパーで切り出します。
必要なパーツを切り出したら、説明書に書いてある通りに、向きを間違えないように組み立てます。
細かいところは、一旦切り出してから丁寧に切ると良いと、動画でも言っていましたね。
メカトロウィーゴは右腕、左腕、右脚、左脚、ボディの順に作っていきます。
ところどころ細かい部品があったり、前後の向きに気をつけないといけなかったりするので、しっかりと説明書を読んで作ります。
親子で力を合わせて組み立てていきます。
出来上がったパーツは別によけておくといいですね!
ボディを作ったら、両腕、両脚を取り付けてます。
お!立ち上がりましたね!
最後に前面の顔と体と、操縦席を付けます。
頭のところについている蓋や、操縦席はパーツを選ぶことで開けたり、下ろしたりしているところを再現できるようになっています。
完成です!
今回使用したミルク&ココアのキットは7.5cmサイズ(35分の1)のメカトロウィーゴが2体作れるキットです。
親子で2体作っている参加者もいました。
プラモデル初めての方も、久しぶりの方も一緒になって楽しみながら作ることができました。
2体完成です!
実は、この2体の部品は入れ替えることが出来ます。
全部真っ白、全部真っ黒で作っている参加者もいました!
2体完成させると、組み合わせてポーズをとらせて遊ぶことも出来ます。
バランス感覚が凄い!
付属の子どもパーツは接着剤でくっつけます。
差し替えで、メカトロウィーゴに子どもが乗り降りしているシーンも再現できますよ。
先生が見本で持ってきてくれたものの中には、3月発売予定の新商品もありました!
赤と銀の2体が作れるキットです。
腕のところが、今回作ったキットとは少し違いますね。
初めに先生がお話をしていた、完成見本を作るお仕事の人が作っているので、赤いボディもツヤツヤのピカピカです!
銀色のほうはメッキ加工されているそうです。
色々なシリーズが続々登場するメカトロウィーゴシリーズ、これからも楽しみですね。
子どもも大人も学んで楽しめる、メカトロウィーゴを作ろう講座、またの開催をお楽しみに!