プログラムレポート
カカオ豆からチョコレート! 講座の様子(2023年1月9日開催)
公開日:2023年01月12日
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しごと・ものづくり講座
1月9日は、静岡市葵区七間町のチョコレート専門店Concheの田中克典先生のご協力で、カカオ豆からチョコレートを作る講座を開催しました。
Concheは、チョコレートの原料であるカカオ豆の仕入れから焙煎、チョコレートになるまでの全工程をおこなう静岡県で初めての “ビーントゥバー” のお店です。
はじめに田中先生から、チョコレートが出来るまでをカカオ豆の模型やイラストで解説してもらいます。
チョコレートはカカオの実の中にある種が使われていて、カカオの実ひとつで20~30g程のチョコを作ることができるそうです。
カカオ豆を発酵させて、乾燥させます。
次に、種の異物を除去し、焙煎をします。
それらを粉砕して、薄皮と中身に分け、商品に合わせて調合します。
練り上げ作業では、チョコレートの風味を整え、なめらかにします。
テンパリングをして、型に流し冷やして完成です。
早速みんなもチャレンジしていきます。
田中先生が焙煎をしてくれたカカオ豆の皮を剥がします。
手袋をしながらだと、爪が思うように使えず苦戦します。
すべて剥き終わったら、乳鉢に入れてすり潰します。
焙煎機からも香ばしい香りはしていましたが、すり潰すと何倍にも増して良い香りが部屋中に広がります。
乳鉢の使い方・すり潰し方のコツを教えてもらいながら、丁寧に時間をかけてすり潰していきます。
「少し滑らかになってきたよ!」
「手が疲れてきたかな」
「このぐらいでどうでしょう!?」
一生懸命にすり潰してくれていますが、まだまだ作業は続きます。
美味しいチョコレートを作るために、頑張ります!
カカオ豆のつぶがなくなり、トロトロのチョコレートになってきました。
今回はミルクチョコレートにするために、ホワイトチョコを加えます。
しっかりと混ぜたら、「テンパリング」というチョコレートの温度を冷ます作業をしていきます。
順番に、田中先生が温度をチェックします。
28℃がベストです。
OKが出た方から順番に型へ流し入れます。
「きれいにいれることができたよ!」
「完成がたのしみ!」
と皆さんわくわく。
冷蔵庫で10分~15分程冷やし固めます。
今回のチョコレートはま・あ・る開館10周年を記念して、Concheの田中先生と子どもたちがコラボして作った記念チョコです。
▼10周年を記念して作った、オリジナルチョコレート開発プロジェクトの様子はこちらをご覧ください。
固まったら、型から外して完成です。
ラッピングも可愛いですね。
とても素敵なチョコレートを作ることが出来ました。
時間をかけて作ったチョコレートですので、大切に食べてください。
次回開催もおたのしみに!