プログラムレポート
【ミニ展示関連講座】光るどろだんご作り「左官」の仕事を学ぼう 講座の様子(2017年11月5日開催)
公開日:2017年11月06日
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しごと・ものづくり講座
2017年11月5日は、静岡商工会議所青年部のみなさんにご協力いただき、光るどろだんご作りの講座を開催しました。講師は、(株)マルマサ工業の望月先生と(有)村松建材の村松先生です。
まずは、静岡商工会議所青年部のみなさんと、講師の先生方の自己紹介。行政書士さんに税理士さんなど、子どもたちは初めて耳にするようなお仕事をされている方もいらっしゃいました。
続いて、左官職人さんが作る、ぬり壁の材料とサンプルを見せていただきました。珪藻土(けいそうど)の石に水をふきかけると、石に水がしみこんで、壁が湿度の調整をすることを学びました。
そして、いよいよ光るどろだんご作りです。先生が事前に作ってくださった「じゅらく土」という土からできたどろだんごに、漆喰をぬっていきます。
漆喰を指で薄く二度ぬりしたあとは、ひたすらおだんごを磨く作業です。
職人さんはコテという道具を使って壁をぬっていきますが、みんなはまず指で薄く漆喰をのばし、ビンのふちでおだんごを磨きます。
根気のいる作業ですが、ピカピカのどろだんごにするため、みんな真剣です。
ある程度磨けたら、色つきの漆喰をぬり、もう一度磨く作業です。一生懸命磨いていると、表面がなめらかになり、ピカピカしはじめます。
おだんごはずっしりと重いので、腕がつかれてきますが、「あ!光ってきた!」と、だんだん光るどろだんごに近づきます。
仕上げはフィルムケースでおだんごを磨いて完成です。
漆喰が乾く前に磨いてはがれてしまったり、なかなかツルツルにならなかったりと、むずかしいところもありましたが、みんな一人で光るどろだんごを作りきりました。
あまり馴染みのない左官のお仕事ですが、その大変さを垣間見たようです。