プログラムレポート
放射線技師のおしごと プロから学ぶとくべつなおしごとの様子(2024年9月28日開催)
公開日:2024年09月29日
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とくべつなおしごと
9月28日は、静岡エネルギー・環境懇談会と静岡医療科学専門大学校の伊藤光代先生と学生の皆さんにご協力いただき「放射線技師のおしごと」を開催しました。
静岡エネルギー・環境懇談会は、エネルギーや環境、放射線に関する知識の普及と啓発をしています。
今回は、静岡医療科学専門大学校の伊藤光代先生をお招きして「放射線のおしごと」について学ぶ機会をいただきました。
「病院ではどんな方が働いるでしょうか?」伊藤先生からの質問に、子ども達が「お医者さん」「看護師さん」「介護士さん」「薬剤師さん」「受付のスタッフさん」たくさん答えてくれました。
伊藤先生が「みんなすばらしい!たくさんの方々が病院の中で働いていることを知っているね。みんなが発表してくれた方々の他にも、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、臨床検査技師など医師の診察や治療をサポートするのに欠かせない方々が活躍していますよ。」と教えてくれました。
伊藤先生は、医療放射線技師として病院で30年ほど勤めた後、現在は静岡医療科学専門大学校で医療放射線技師を目指す学生を指導しています。
医療放射線技師はどのようなお仕事をしているのでしょうか。
「レントゲン(X線)検査を受けたことがある方はどのくらいいますか」の質問に対して、参加者の約3割から4割の方が受けたことがあると回答しました。
医療放射線技師は、レントゲンの他、CT、MRI、マンモグラフィー検査など、さまざまな検査を行うことができます。
CTはComputed Tomographyの略で、X線を使って身体の断面像を撮影する検査です。
様々な方向から体にX線をあて、水分、骨、脂肪、空気など体の中にある成分によるX線の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にすることができます。これによって体の異変や病気を見つけることができます。
検査による被ばくの影響を心配する方もいますが、レントゲン検査やCT検査で使用する放射線(エックス線)は、電波や光、または紫外線などと同じ電磁波で身体に残ることはないそうです。
医療放射線技師は、放射線を正しく使って仕事をしていることも教えてもらいました。
後半は、骨や臓器について学びます。
学生の皆さんと一緒に「この骨は体のどの骨なのか」をクイズ形式で確認しました。
皆さん、骨に興味津々です。
学生さんが丁寧に説明してくれましたよ。
今回学んだことを是非お家の方やお友達に教えてあげてくださいね。
楽しみながら様々なことを学ぶことができました。
静岡エネルギー・環境懇談会の皆様、伊藤先生、学生の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。