プログラムレポート
鉄道信号にかかわる仕事を学ぼう 館外講座の様子(2024年8月9日開催)
公開日:2024年08月11日
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しごと・ものづくり講座
8月9日は、協和電工株式会社様にご協力いただき、鉄道信号にかかわる仕事について学ぶ講座を開催しました。
会場は、協和電工株式会社訓練設備場です。
鉄道に関する機材や装置がたくさんあります。
深澤先生、政門先生、井出先生、丸山先生、大塚先生、希代先生の6名の先生方がケーブル配線や信号機を動かすまでの工程を丁寧に教えてくれます。
はじめに、ケーブルの設置体験を行います。
3つのグループに分かれて、ケーブルを広げます。
慎重かつ安全にケーブルを設置します。
次に、特殊信号発光機を点灯させるための配線作業を行います。
ケーブル束を覆っているチューブを外していきます。
ケーブル束を覆っているチューブはとても頑丈です。
触ってみると「見た目以上に重たいね」「すごく頑丈だね」とみんな驚いていました。
「用途によってはケーブルの太さも変わってくるよ。もっと太くて頑丈なものもたくさんあるんだよ」と先生に教えていただきました。
配線作業に挑戦します。
皆さん、夢中です。
配線が完了したらダブルチェックをします。
「普段の仕事でも、ダブルチェックは欠かさないよ」と先生方に教えていただきました。
準備はOKです。
3つのグループの配線が完了し、特殊信号発光機を点滅させる準備が整いました。
正常に点滅するかどうかの確認をします。
無事につきました。
「『非常ボタン』を押す場面とはどんな時でしょうか。」希代先生がみんなに質問します。
「線路内で何かあった場合」「危険なことが起きた場合」「人が踏切内に閉じ込められてしまった場合」みなさん、どれも正解です。
非常ボタンを押すと、踏切での異常を運転士に知らせる特殊信号発光機が作動します。
鉄道用語では「特発」と言います。
緊急事態の時は、非常ボタンを押していち早く走行列車に危険を知らせる必要があります。
しかし、危険を知らせた後も安心は出来ないので、救助が必要であっても線路内には決して入らないようにしましょう!
また、周囲にいる大人に助けを求めることも大切ですので覚えておきましょう!
加えて、非常時以外に非常ボタンを押してしまうと、業務妨害罪や鉄道営業法違反に問われる場合があるため「いたずらでは決して押さないように!」と先生方と約束をしました。
最後に一人ずつ、非常ボタンを押していきます。
鉄道に興味がある方、信号機が大好きな方、電気配線に興味がある方など、たくさんの方々が参加してくれました。
協和電工株式会社の皆様、とても貴重な体験をありがとうございました。