プログラムレポート
電磁力ベルを作ってみよう! 講座の様子(2023年12月9日開催)
公開日:2023年12月09日
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しごと・ものづくり講座
12月9日は日立清水理科クラブの皆様にご協力いただき、電磁力ベル作りの講座を開催しました。
講座の前半は、「電磁石ベル」の仕組みについて学びます。
「電磁力ベル」は、電磁石が磁石になったり、ならなかったりする性質を用いて、スイッチを押している間はベルが連続的に鳴る仕組みです。
電磁石は、電気を流すと磁石になり、電気を多く流すことで強さを変えることができます。
また、電気を流す方向を変えることで、N極とS極が反対になります。
「電磁石を利用した製品にはどんなものがあるかな。」保刈先生から皆さんに質問です。
身近なものでは、扇風機や掃除機、洗濯機などがあります。
そのほか、リニアモーターカーも電磁石が使われています。
「そうなんだ。」「リニアモーターカーが進みながら浮き上がるのはそういうことか!」
そのほか、「弾性」や「LED」のことについてもお話していただきました。
保刈先生の解説後、作り方の説明書を確認しながら作っていきます。
はじめにコイルを作ります。
ネジの部分にビニールテープを巻き付け、その後、エナメル線を巻き付けていきます。
「何回巻くのかな?」「かなりな量だね。」「数を数えていたけど途中で分からなくなっちゃった…。」
皆さん隙間なく、しっかりと巻き付けることができました。
続いて、振動アームを作ります。
工具の使い方も教えていただきながら、丁寧に行います。
土台部分へ金具を図面通りに設置します。
コイルや振動アームを取り付けます。
LEDを取り付け、各配線を設計図通りにつけます。
スイッチボタンや電池、ベルを取り付けます。
振動アームとベルの位置を調節します。
スイッチボタンを押します。
勢いよくベルが鳴る場合もあれば、音がかすれてしまう場合があります。
振動アームの高さをそろえたり、ベルとの距離を確認します。
さあどうでしょう。
お見事。
スイッチボタンを押している間、ベルは鳴り続け、富士山のLEDもはっきりと点滅することができました。
大成功です。
電磁石は、導線を巻く回数や流す電流の強さを変えることで、磁力を変えることが出来ます。
お家でも引き続き試行錯誤してみてくださいね。