プログラムレポート
ま・あ・る×明治大学国際日本学部×静岡市国際交流課 特別講座 大学生と「やさしい日本語」を学ぼう!
公開日:2023年10月09日
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しごと・ものづくり講座
10月9日は、静岡市国際交流課と明治大学国際日本学部山脇ゼミの皆様にご協力いただき、「やさしい日本語」講座を開催しました。
「やさしい日本語」とは、普段使われている言葉を、外国の人に分かるように配慮した簡単な日本語のことです。
はじめに、学生のみなさんに自己紹介をしていただきました。
その後グループで自己紹介をしますが、今回の自己紹介は「しりとり自己紹介」です。
「いちごが好きなもな」「なわとびが得意なゆずき」と続けることができるように、最後の文字からはじまる文字で自己紹介をします。
みんなアイデアを出し合いながら自己紹介を盛り上げてくれましたよ。
続いて、学生の皆さんからみんなに質問です。
「『多文化共生』というワードを聞いたことがありますか?」
この質問に対して、数名の方は「きいたことがあるよ」と手を挙げてくれました。
『多文化共生』とは、自分と言語や文化などが違う人と、おたがいの違いをみとめ合って、一緒にくらしていくこと!をさします。
そのためには、おおらかな気持ちで、歩み寄る気持ちをもって話すことが大切です!
一つ一つの単語を「やさしい日本語」に変換して、外国の人にも日本語が伝わりやすくなるように工夫します。
また、外国の人でも理解できる「易しい」言葉と「優しい」気持ちをもって相手に合せて伝える努力が必要になります。
そこで重要なのが、「はさみの法則」です。
はっきり言う、さいごまで言う、みじかく言う、のはじめの文字もじをとって、「はさみ」です。
「やさしい日本語」に関するイメージができたところで、難しい日本語をやさしいにほんごに変えるゲーム「やさしい日本語かるた」を行いました。
日本語が読み上げられ、小学生の皆さんは、読み上げられた日本語に適した「やさしい日本語」の札を取ります。
皆さん、とても真剣です。
「マスク着用」は「マスクをつける」、「飲食禁止」は「食べたり、飲んだりしてはだめ」、「土足厳禁」は「くつをぬいでください」などなど、ゲーム感覚で日本語が変換できて楽しいですね。
5枚の札を獲得できた方もいましたね。
次に、日本語の文章を「やさしい日本語」に言い換える練習を行いました。
少し難しい内容もありましたが、グループ全員で意見を出し合いながら工夫して「やさしい日本語」に置き換えることが出来ました。
最後に、「やさしい日本語」ラップ『やさしい せかい』の一部をみんなで歌いました。
こちらは、山脇ゼミの4年生が2年前につくったものです。
1時間30分の講座でしたが、「やさしい日本語」について理解を深めることが出来ました。
外国の人と接する機会がある際には、今回学んだ「やさしい日本語」で接したいですね。
山脇先生、学生の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。