プログラムレポート
スプリンギンを楽しもう! 講座の様子(2022年9月11日開催)
公開日:2022年09月13日
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しごと・ものづくり講座
9月11日は、Springin’(スプリンギン)を使ったゲーム作りの講座を開催しました。
Springin’は文字を使わず直感的な操作で、オリジナルゲームや絵本などが作れる創造的プログラミングアプリです。
前回は、タブレットを傾けて、ボールを転がすゲームを作りました。
▼前回の様子はこちら
今回は、ジャンプボタンでキャラクターを目的地まで連れていくゲームを作りました。
スプリンギンでは、まず初めにゲームに使うパーツを自分で描きます。
今回はテキストに描いてある絵を基にして、
- 主人公になるキャラクター
- 床
- ゴールになるキャラクター
- ジャンプボタン
の4つを作りました。
テキストを見ながら、自分のペースで描いていきましょう。
矢印を描く時は三角と四角を描いて塗りつぶすと簡単だよね。
パーツが出来たらシーンを作ります。
シーンとは作ったパーツを並べて、パーツに指示を与える、「本のページ」のようなものです。
今回は、実際にゲームをプレイする「ゲームシーン」と、ゴールに到着しておめでとう!の「やったねシーン」を作ります。
Springin’では、出来上がったパーツをそれぞれのシーンに並べていくことで簡単に画面を作ることが出来ます。
今回はそれぞれのシーンに、タブレットの下向きに重力が働くようにセットしました。
シーン作成画面をタッチして、リンゴのマークをタッチして、重力の向きを指示します。
パーツを並べ終わったら、早速テストプレイしようとしましたが、画面の中のパーツが全部下に落っこちてしまいました。
そこで登場するのが、それぞれのパーツに「振る舞い」を指示する「属性」というものです。
「属性」は全てアイコンで描かれているので、動かしたくないものには「ピン」のアイコンをタッチして「固定」させます。
他にも、クルクル回させたいものには「風車」アイコンをタッチして「回転」させたりします。
ひとつひとつのパーツに属性をつけることが出来たら、テストプレイをしてみましょう。
今回は、「ジャンプをしたら、目的地にタッチできる」というところに注意して、パーツを配置しました。
上手くパーツを配置して、ゴールにタッチできないところに主人公が落ちるようにします。
「これじゃあ、ゴールに届かないよ。ジャンプボタンはどうするの?」
参加者の皆さんから、素敵な意見が飛び出しました。
悩みながら「ちょうど良い配置」でパーツを並べましょう。
「属性」の中には2つのパーツの関係を示すものもあります。
「ジャンプボタン」のパーツをタッチして、ジャンプのアイコンをタッチして、ジャンプさせたいパーツ(今回は主人公ですね)をタッチすると、2つのパーツが点線で結ばれました。
テストプレイしてみると、ジャンプボタンを押すことで、主人公がジャンプをしてゴールにタッチできるようになりました。
でも、ジャンプボタンを連打すると、画面の外に飛び出して行ってしまいました。
これでは困ってしまうので、ジャンプボタンには「触ったら消える」属性もつけておきました。
これで、ジャンプは1回限りのゲームが出来ました。
テーブルごとに分からないところがあったら、お互いに教え合っていましたね。
すると皆さんからまた良い意見が飛び出します。
「これ、ゴールにタッチしても何にもならないよ?やったねシーンにはどうやって行くの?」
そうですね!
折角「やったねシーン」も作りましたから、ゴールにタッチしたら「やったねシーン」にシーンが切り替わるようにしましょう。
ここでもパーツをタッチして、「切り替わるきっかけ」を「主人公がゴールに接触した時」になるように属性のアイコンをタッチしていきます。
ついでに、「ゴールをタッチしてもシーンが切り替わらない」ようにもしておきましょう。
「絵を並べて、振る舞いを指示する」だけでどんどんゲームが出来上がるって不思議ですね。
みなさんあっと言う間にステージを1つ作ることが出来ました。
ジャンプしないとゴールできないように衝立をつけてる参加者もいましたよ。
これは良いアイデア!
残りの時間は自由時間。
コピーをしてステージを改造したり、ゲームとゲームの間のシーンを作ったりと、皆さん思い思いに作っていました。
ステージが急に始まらないように、スタート画面を用意するのは遊ぶ人に親切ですね。
おめでとう!やステージクリアのメッセージが描いてあると、クリアした時に嬉しくなりますね。
こういうひと工夫が、遊んでいる人をまた遊んでみよう!という気持ちにさせてくれるんですよね。
キャラクターをネコとネズミになっているゲームも出来ましたよ!
「ゴールにたどり着かせる意味」を考えて、キャラクターを作ると物語が生まれますね。
ジャンプボタンを増やしてみるのも楽しいですね!
いっぱい点線が出てるけど、一体どういうゲームになるんだろう!?
基本のゲームだけ作れれば、あとはもう簡単に色々なステージが作れます。
皆さん時間いっぱい、オリジナルのジャンプゲームを作っていました。
またの開催をお楽しみに!