プログラムレポート
木の車を作って競争! 講座の様子(2022年8月21日開催)
公開日:2022年08月23日
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しごと・ものづくり講座
8月21日はmoca projectの西村春人先生、坪井建憲先生にご協力いただいて、木の車を作る講座を開催しました。
西村先生は普段、グラフィックデザイナーのお仕事をされています。
今回は、mocaがどうやって出来たのかというお話から始まりました。
moca(モカ)は木(moku)で作られた車(car)。2つをつなげてmoca(モカ)と名付けられました。
静岡の山のほう、オクシズの木を使って作られています。
基本のデザインは、丸いタイヤ、三角のボディと、とてもシンプルな形で作られています。
タイヤは丸い棒を金太郎飴のように同じ幅で切って作れるように、ボディは長方形を2つに切るだけで作れるようにデザインされています。
よく見てみると、それぞれに木目が特徴的ですね。
mocaはタイヤ、シャフト、ボディの3種類のパーツから出来ています。
坂道を押し出さずに転がして、速さや距離を競います。
早速、パーツを選んでみましょう!
木目のカッコよさやタイヤの太さなど、皆さんじっくり見て手に取って確認しながら選んでいました。
パーツを選んだら、やすり掛けをしていきます。
木を切って作っただけの本体は、とげとげしているところがあります。
皆さん、じっくりとやすり掛けをして、とげとげしたところがないようにしました。
色々なところを滑らかにしていくことで、走行距離が変わります。
ある程度やすり掛けが終わったら、テスト走行をしてみましょう。
タイヤの内側にある穴に、シャフトを押し込みます。
抜けてしまわないように、しっかりと押し込みました。
その上にボディを乗せたら完成です。
アトリエを出て、みんなのひろばとなんでもホールに作られた大会退場に向かいます。
本番と同じように、2人1組になって走らせます。
人差し指にタイヤをひっかけて、スタートシグナルが鳴ったら指を離してスタートさせます。
するとmocaが坂道を転がっていきます。
皆さんから「ゴールはどこなの?」という声がありましたが、今回は何メートル転がるかの勝負です。
坂を転がすだけで遠くに進ませるにはどうしたらいいのでしょうか?
テスト走行が終わったら、さらにやすり掛けをして滑らかにしていきます。
ボディが地面と接するところを滑らかにしたり、シャフトとボディが触れるところを滑らかにしたり。
どこを滑らかにすれば遠くまで走らせることが出来るか考えたり、先生が作ったmocaと比べてみたりしていました。
先生が作ったmocaは皆さんのと比べると前の部分がかなり削ってありました!
先端を軽くすることで、全体のバランスを調節して、走行中にボディが地面につきにくくなっているんですね!
メンテナンスをしたらいよいよ本番です!
午前の部では「第3回moca Challenge」、午後の部では「第4回moca Challenge」を開催しました!
それぞれの大会で、2回ずつ計測して、距離が長かった方を記録として残します。
皆さんスタートの瞬間はドキドキしてしまいます。
mocaが止まったところで距離を測ります。
6メートルを超える記録も出ました!
各大会で優勝した人には先生から盾のプレゼントがありました。
第3回チャンピオン!おめでとうございます!
第4回チャンピオンはこんなmocaでした!
先端が丸くなっていますね。おめでとうございます!
最後はみんなで記念撮影をして終わりました。
mocaは距離を競うmoca Challengeだけでなく、速さを競うmoca Grind Prixも開催しています。
今回作ったmocaでも参加出来ますし、開催施設に行って、その場で作って挑戦することも出来ます。
是非mocaProjectのFacebookやInstagramをチェックして参加してみてくださいね!