プログラムレポート
演劇を学ぼう! プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2022年8月12日開催)
公開日:2022年08月21日
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こどもバザール
8月12日は劇団静火(げきだんしずか)のしなっち先生のご協力で演劇について学ぶ、とくべつなおしごとを開催しました。
劇団静火は公益財団法人静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)の県民劇団育成事業によりスタートした劇団です。
会社員・公務員・主婦・フリーター・学生など、舞台経験も年齢も様々なメンバーが集まって、古典作品を中心として、年1回の本公演を上演しています。
しなっち先生は劇団静火で役者をやったり、色々な催し物で司会をやったりもしています。
さて、今日はどんなことを教えてくれるのでしょうか?
まず初めに、先生から演劇というおしごとについて教えてくれました。
演劇とは、役者の身体や音、光を使って、観ている人を物語の世界に連れていく体験のこと。
そのために役者は、声や表情や身体を自由に動かして、気持ちや場面を伝えられるようにならなくてはいけません。
そのために、身体全部を自由自在に動かせるように練習が必要なんですね。
その練習のために、今回は「おもいっきりやること」「ぜんぶうけとめること」を目標にしました。
どんな表現方法をしたって大丈夫!気にせずやってみましょう!
みなさんは「こんにちは」という言葉をどうやって読みますか?
元気よく「こんにちは!」、にこにこしながら「こんにちは」、友達と喧嘩をした次の日の「こんにちは」はどんな「こんにちは」になるかな?
考えてみると、色んな「こんにちは」がありますね。
色んな気持ち、色んな場面に合わせて台詞を自由自在に表現できるのが役者の大切な仕事です。
演劇、役者について分かったら、準備体操です。
身体全体を使いますから、全身を延ばしたり、手首足首をぐるぐる回したりしました。
そして、顔の準備体操もしました。
顔の全部を大きく広げたり、縮めたり、縦や横に引っ張られたらどうなるか、前にひっぱられたらどうなるか、想像力を働かせて顔全体を動かします。
準備体操が終わったらみんなで大きな声で自己紹介をしました。
名前と、好きなモノ、コトを伝えます。
好きなモノの話をする時は自然と笑顔になりますし、大きな声も出しやすいですね。
さあ、準備体操と自己紹介が終わったら、いよいよ表現について学びます。
まず、「見えないボール」を使ってキャッチボールに挑戦です!
「見えないボール」の大きさ、重さを体を使って表現して、受け取って欲しい人の目をしっかり見て、相手に向かって投げます。
受け取る人は、投げる人の目や動きをよく見て、どんな大きさのどんな重さのボールが、どんな速さでやって来るか想像して受け止めます。
きちんと受け取ってもらうためには相手の目をよく見て、きちんと大きさや重さを表現する必要があります。
きちんと受け取るためには相手の目や動きをよく見る必要があります。
みんなで息を合わせて、「見えないボール」のキャッチボールをしました。
次に、詩の朗読をしました。
まずは元気よく読んでみます。
元気よく読むことが出来たら、今度は歩きながら読んでみます。
ただ歩くだけでなく、読みながら部屋全体に散らばれるように意識しながら歩きます。
これも、全体のみんなの様子をしっかり観察しながら息を合わせてやらないと上手くいきませんね。
出来てきたら、今度は読みながら色々な表現をしてみました。
全身が痒かったらどうなるかな?暑かったらどうなるかな?
照明を暗くして、お化けが出そうなところだったらどうなるかな?
みなさん思い思いの方法で表現していました。
表現するって面白いですね!
先生は今日のおしごとの前に今日のゴールを決めていました。
演劇って特別なことじゃない、難しいことじゃないってみなさん知ることが出来ましたね!
さて、これで今日の「とくべつなおしごと」はおしまいです。
最後におきゅうりょうをもらいました。
もらったおきゅうりょうは、こどもバザールでのお買い物やゲームに使うことが出来ます。
何に使うかは自分で決めて、使ってくださいね!