プログラムレポート
ライトトラップに挑戦! 館外講座の様子(2022年8月6日開催)
公開日:2022年08月08日
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しごと・ものづくり講座
8月6日は、野田昆虫研究所、野田祐輔先生にご協力いただき「ライトトラップ」の講座を開催しました。
開催場所は、しずおか里山体験学習施設『遊木の森』で、夜間で昆虫観察を行う講座は今回が初となります。
「ライトトラップ」とは、光に寄ってくる虫を採る方法のひとつです。
- 時期は6~9月
- 満月でない
- 周りに明かりがない
- 風が弱い
- 湿り気がある
- 20℃以上
- 広葉樹林
こちらの条件を全てクリアし、絶好な条件の基、開催することができました。
広大な山に向けてライトをあて、夜行性の昆虫たちを呼びよせます。
昆虫は月に向かって飛ぶ習性があります。
月に向かって同じ方向に集まることで、繁殖の機会を増やそうとしているのではないかと言われています。
また彼らは紫外線を頼りに光へ集まります。
紫外線が出ていないライトには集まらないそうです。
今回は、ライトトラップを2カ所に仕掛けました。
親子で2カ所を行ったり来たりしながら、お気に入りの昆虫を観察しました。
時間の経過と共にたくさんの昆虫が集まります。
「これはとても珍しい!」と野田先生が、皆さんに説明をしてくれます。
「先生、これは何ていう虫ですか?」と、昆虫を見つけては野田先生のところに持っていきます。
「良い発見だね!」と、野田先生が子どもたちに答えながら解説してくれます。
「カマキリモドキ」は非常に珍しいですね。
上半身がカマキリで、下半身がハチに似ています。
「ナミハンミョウ」も美しいです。
「アゲハモドキ」の羽根も素敵ですね。
「ニジイロゴミムシダマシ」など、色々な昆虫を見つけることができました。
「カマキリ」もブラックライトに近づいてきます。
「カブトムシのメス」ですね。大物です。
2時間たっぷり昆虫観察をすることが出来ました。
夜の昆虫観察は日中には出会うことが難しい昆虫に出会うことができます。
わくわくドキドキが止まりませんでした。
野田先生、貴重な体験をありがとうございました。
次回開催もおたのしみに。