プログラムレポート
ガスの安全について学ぼう プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2022年8月5日開催)
公開日:2022年08月11日
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こどもバザール
8月5日は静岡ガス株式会社の導管ネットワーク本部から加藤先生、豊田先生にお越しいただき、ガスの安全についてのとくべつなおしごとを開催しました。
始めに先生から、静岡ガスがどういうことをしている会社なのかお話がありました。
静岡ガスはガス以外にも電気などエネルギーを皆さんのお家に届けるお仕事をしています。
お家の他にも、学校や病院、その他色々な施設にもガスや電気を届けています。
皆さんはどこからガスがやって来るか知っていますか?
日本はガスのほとんどを海外から輸入しています。
ガスを運ぶときは、多くのガスを運べるように-162度という物凄く低い温度にして船で運ばれます。
船で運ばれたガスは、海沿いの大きなタンクに入れるそうです。
ここから、都市ガスの地下パイプを通って各家庭にガスが運ばれるんですね。
そして、都市ガスのパイプを通しているのが、導管ネットワーク本部の皆さんのお仕事というわけです。
ちなみに、地下にガスが通るパイプがあるところには、鉄のフタがしてあったり、「G」と矢印が書いてあるマークがしてあったりするそうです。
皆さんも、街に出たら車に気を付けて探してみるのもいいかも知れませんね。
ガスが通るパイプはポリエチレンという素材で出来ています。
ポリエチレンと聞くと、スーパーやコンビニで使われているビニール袋のような柔らかいものなの?と思う人もいるかもしれません。
ガス管に使われている密度の高いポリエチレンは、柔軟性があり、耐久性も高く、腐ることもないので、地震の多い日本では特に多く使われているそうです。
ところで皆さんは、ガスのにおいを嗅いだことがありますか?
先生が特別にガスのにおいをつけた紙を用意してくれました。
試しに紙を擦って嗅いでみると、とても嫌な臭いがしましたね!
さて、ここで先生からのクイズです。
ガスのにおいは何でついているのでしょうか?
さて、どうでしょう?
答えは③。わざと臭くしているそうです。
何のために、わざと嫌なにおいをつけているのでしょうか?
それは、みんなに早く気が付いて欲しいからです。
ガスが漏れてしまっては大変なのですが、万が一ガスが漏れてしまったときに、目に見えないガスに嫌なにおいをつけておけばすぐに気が付きますよね。
では、もしそんなガスの嫌なにおいがしたらどうしたらいいでしょうか?
答えは①。「ドアや窓を開ける」です。
換気扇を回す時に、電気を使うのでその時に発生する火花でガスが爆発してしまわないように、ガスのにおいがしたらドアや窓を開けて換気をするようにしましょう。
もし、地震が起こってガスが使えなくなったらどうするかも、先生が教えてくれました。
もし、地震があってガスが使えなくなったときは、大人の人にやってもらいましょうね。
都市ガスが通っているポリエチレンのパイプを先生が持ってきてくれました。
どのくらい強いのか、みんなで試してみましょう!
今回は3メートルちょっとのパイプを用意してもらったので、このパイプを両方からグイグイと押してみます。
上にぐにゃーっと曲がりますが、折れてしまうことはありません。
とっても丈夫です。
パイプを切る時は専用のカッターを使います。
まず豊田先生が切って見せてくれました。
パイプ用のカッターは一度にスパッと切れるわけではありません。
ガチガチガチとグリップを何度も握ります。
グリップを何度も握ると、カッターの刃がどんどんパイプに入っていき、パイプを切ることが出来ました。
グリップを何度も握るのはなかなか大変でしたね!
切ったパイプはお土産としてもらうことが出来ましたよ。
お土産ももらえて皆さん満足そうです。
さて、これで今日の「とくべつなおしごと」はおしまいです。
最後におきゅうりょうをもらいました。
おきゅうりょうをもらったら、こどもバザールのお店でお買い物をしたり、ゲームをしたり、銀行に預けたり出来ます。
こどもバザールで「とくべつなおしごと」がある日は、ハローワークに並んでおしごとを紹介してもらってくださいね!
またの開催をお楽しみに!
当日は、MJVのめいかちゃんがお手伝いをしてくれました。
おしごととおしごとの間に、椅子やテーブルを拭いてくれたり、おしごとノートを書いておきゅうりょうを用意してくれたりしてくれました。
ありがとうございました。
※MJV(ま・あ・るジュニアボランティア)とは、小学生時代にこども店長として活躍してくれていた中高生のことです。