プログラムレポート
本格!食品サンプル作り 講座の様子(2022年7月9日開催)
公開日:2022年07月15日
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しごと・ものづくり講座
7月9日は焼津の有限会社葵サンプル様にご協力いただいて、「食品サンプルづくり」の講座を開催しました。
夏らしく「パフェ」のサンプルと、アイシングクッキーのキーホルダーを作ります。
まず、松原先生が食品サンプルについてのお話をしてくださいました。
「食品サンプルはどんなところで使われているでしょうか?」先生が参加者の皆さんに質問します。
「レストラン!」すぐに答えが返ってきました。
他にはあるかな?
先生は「お土産屋さんにある、お饅頭の中が見えるようになっているサンプル」のことを教えてくれました。
食品サンプルは、食べ物をお客さんに見せたいけど、長く置いておけないもの、溶けてしまうもの、中身が分からないものなどをお客さんに伝えるために色々なところで役に立っています。
「パフェ」も本物はすぐに溶けてしまいますから、お客さんに見てもらうための見本が必要ですね。
今回はちょっと小さくした「ミニパフェ」を作ります。
まず、パフェに入れるソースの色を決めて、ミニグラスに入れてもらいます。
チョコソース風やイチゴソース風、マンゴーソース風など、色んな色のソースがあります。
先生が、順番に参加者の皆さんのミニグラスにソースを入れてくれました。
このソースの入れ方にも、コツがあるそうです。
ソースを入れたらクリームの素を入れます。
クリームの素は専用の道具をつかって、絞り出します。
もちろんこのクリームはシリコンで出来ているので溶けませんし、食べられません。
グッと力を入れて、シリコンのクリームを絞り出していきます。
ソースとクリームが混ざり合って、きれいな模様が出来上がります。
シリコンで出来たクリームを押し出すのは少し力がいります。
皆さん頑張ってシリコンのクリームを入れていました。
シリコンのクリームを入れたら、トッピングをします。
先生が色々なトッピングを用意してくれました。
メロンにオレンジ、パイナップルやブルーベリーに苺、バナナなど色々なフルーツがあります。
サクランボやロールクッキーやミントなんかもパフェに入れたいトッピングですね!
自分の思い描いている美味しそうなパフェのために、みなさん真剣に悩みます。
トッピングを選んだら、クリーㇺの上にトッピングを並べていきます。
「上に広がるようにトッピングをすると美味しそうに見えますよ」と先生が教えてくれました。
みなさん集中してトッピングをしていきます。
一番美味しそうに見えるようにするには、どっちから見たらいいかな?
色々考えながらトッピングをしました。
角度もしっかり考えながらトッピングをしたら完成です!
クリームが固まるまで丸1日ぐらいかかるので、パフェは専用のケースにしまっておきます。
一日経つのが待ち遠しいですね。
パフェが出来たらアイシングクッキーのサンプルを作ります。
まず、クッキーのサンプルを選びます。バタークッキーやチョコクッキーなど色んな色のクッキーがあります。
形もハートや星形、富士山など色々先生が用意してくれました。
これもたくさんあって選ぶのに迷ってしまいますね。
アイシングクッキーに使う絵具について先生からお話がありました。
絵具に使っている合成樹脂の液体を型に入れて焼くことで、その他のサンプルも出来るんですね。
絵具を使って、アイシングクッキーに絵を描いていきます。
本物のアイシングクッキーを作る時と同じみたいですね。
絵具を絞り出すのは、少し力がいりましたが、皆さん頑張って絵を完成させました。
まあるんを描いてくれた参加者もいました!
絵が描けたら、オーブンに入れて焼きます。
熱を加えることで液体の合成樹脂が固まって、触っても大丈夫なようになります。
何だか本当のクッキーを焼いているみたいですね。美味しそうです。
見た目は美味しそうですが、焼いている間は合成樹脂の焼けるにおいがしていました。
カラフルなアイシングクッキーのサンプルが出来ました。
とっても美味しそう!
有限会社葵サンプル様では、食品サンプル体験を行っております。
スイーツや海鮮丼のストラップ作りなど、色々な体験が出来ます。
興味のある人はホームページをご確認ください。
静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)の1・2階ギャラリーにて行われている、「静岡のすごい技、見せます。アート・ホビー・クラフト展」でも葵サンプル様の色々な作品を見ることが出来ます。
お時間のある方は是非、見に行ってみてください。