プログラムレポート
マイ茶碗づくり 手回しろくろを使って本格的な陶芸にチャレンジしよう 講座の様子(2021年8月27日開催)
公開日:2021年08月27日
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しごと・ものづくり講座
8月27日はkisshi&buの岸本しのぶ先生にご協力いただき、オリジナルの茶碗づくり講座を開催しました。
しのぶ先生が貴重な江戸時代の陶器をみんなに見せてくださいました。
年数はたっているものの、良いものはやっぱり風情がありますね。
早速、お待ちかねの茶碗づくりにうつります。
陶芸用粘土の塊の大きさにびっくりです。
質感を手で触って感じてもらいました。
「湿っていて冷たい」との感想。
陶芸道具のひとつである「しっぴき」を使って、1人700gに計量していきます。
勢いよくカットしていきます。
次に粘土を練っていきます。
粘土に空気が入っていると割れやすくなってしまうとのことですので、空気をしっかりと抜いていきます。
空気を抜く為の練り方が「菊練り」というそうです。
皆さんもしのぶ先生のように練ってみますが、一定のリズムで練るのは至難の技のようです。
菊練りが完成したら、その粘土を4等分にしていきます。
土台の部分、ひもの部分とで分けていきます。
土台部分は円形に平に伸ばしていきます。
手の平でたたくように伸ばしていきます。
その後、ひもの部分を均等な太さに伸ばしていきます。
それを土台の円にそってつけていきます。
土台部分とひもの部分がしっかりとつくように、指で撫でながら滑らかに貼り合わせていきます。
徐々にお茶碗の形になっていきます。
完成まであと少しですね。
水分を含んだスポンジで軽くなでながら形を整えていきます。
ろくろから作品を切り離す時にもしっぴきを使いました。
完成したお茶碗は2週間から3週間ほど乾かします。
その後、800℃の温度で素焼きします。
釉薬をかけて1230℃で本焼きします。
その後、冷まして完成です。
皆さんのお茶碗は10月頃に郵送させていただきます。
お家に届くまで楽しみに待っていてくださいね!