プログラムレポート
影の魔法使い入門 デッサンの基礎を学び絵描きへの第一歩を踏み出そう 講座の様子(2021年4月3日開催)
公開日:2021年04月05日
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しごと・ものづくり講座
4月3日にイラストレーターのおおいしももこ先生のご協力で、中高生向けデッサンの基本講座を開催していただきました。
今回も前回に引き続き、満席での開催となりました。
はじめに、ももこ先生の自己紹介と先生の普段のおしごとや活動の様子などを教えていただきました。
こちらの冊子は先生が定期的に発行しているものです。
興味のある方は是非インスタグラムもチェックしてみて下さいね。
早速、「陰影をとらえる」ところから学んでいきます。
「デッサン」は様々な絵を描く上で基本となります。
ももこ先生がおっしゃるように、形をよく見て、とらえることが大切なんですね。
そして秘密兵器である「練り消し」の使い方も習いました。
枠からはみ出てしまった箇所を「練り消し」で消したり、薄くしたい箇所にも「練り消し」を軽くたたいて使用して濃度を調整したりして使っていきます。
「練り消し」を使うことで、色の濃度を簡単に調整することが出来るんですね。
みんなで「練り消し」を練って準備しました。
続いて、1から6まで色の濃淡を表現していきます。
その表を基にして、立方体、球体に一方向から光を当てた場合にどのように陰影を表現していくのかを6段階で教えていただきました。
ももこ先生に教えていただいた、濃度比率に従って立方体、球体、コップをデッサンしていきます。
皆さん、黙々と描き上げていきます。
「練り消し」も上手に使いながら、色を調整していますね。
直線的に線を描いたり、網目状に線を描くなどそれぞれがやりやすい形で自由に描き進めました。
ポイントとしては、立方体の場合は平行線を縦横とで描いて、球体の場合は曲線を用いると形に合わせた陰影を表現することができるようです。
平面のデザインがみるみるうちに立体かつリアルな形で表れます。
カップの空洞部分の表現も再現することができましたね。
鉛筆一本で表現できることに驚きです。
短時間で素晴らしい作品を描くことが出来ました。
前回は昨年の夏に開催をしました。
今回は内容をさらにグレードアップして、一点透視図法を教えていただきました。
今回学んだ光の向きも自分で設定し、陰影を考えながら描いてもらいました。
中学では美術部へ入部を希望する方や、将来、美術系の道に進んでみたいと考えている方も数名参加してくれました。
次回も「中高生向け講座」として引き続きデッサンの講座を開催していきたいと思います。