プログラムレポート
目指せプロアスリート!静岡けいりん見学ツアー 館外講座の様子(2021年3月14日開催)
公開日:2021年03月15日
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しごと・ものづくり講座
3月14日は静岡けいりんのご協力で、競輪場の見学ツアーを開催していただきました。
今回も大勢のご応募をただき非常に高い倍率となりました。
まず、南入場口から入り、売店の前や一般のお客様が利用されるスペースを通りバンク前へと向かいます。
今回は特別に、元競輪選手の長谷川裕一さんにお越しいただき、講師を務めていただきました。
長谷川先生には選手時代のお話に加え、大型モニターを観戦しながら実際のレースについて詳しく説明していただきました。
出走表を配布していただき、レースを観戦しながら表の見方を学びました。
表の見方を知ることは、予想をする上でとても重要だそうです。
こちらは競輪場や場外車券売場で無料で配布されています。
レースを観戦する時にはもらうようにしましょう。
ここで子どもたちから長谷川先生に質問が出ました。
「先生の現役時代の最高年俸はいくらでしたか?」
非常に興味深い良い質問でしたね。
長谷川先生も赤裸々に金額を教えて下さいました。
その他、「賞金獲得金額が多い時期」は夢のあるお話しを、「怪我に悩まされた時期」は家族のサポートが必要不可欠であったことも教えて下さいました。
長谷川さんは競輪選手として23年間活躍されました。
競輪選手はスポーツ選手の中では比較的年齢を重ねても続けやすく、努力次第で安定して収入を得られるそうです。
いよいよ、バンク内に向かいます。
普段は関係者以外は入ることが出来ないバンク内です。
すさまじい角度の傾斜が気になりますね。
早速、みんなで傾斜を登ってみました。
写真を見てもわかるとおり、キツイ傾斜がついています。
こちらでだいたい30度ほどの傾斜だそうです。
実際に上ると急で、ここを自転車が走行するなんて驚きです。
急な斜面のどのあたりまで自転車が走行するのか、実際に長谷川先生に走っていただきました。
斜面の一番上まで走行できるなんて驚きです。
レース時には80キロ程のスピードで走行するそうです。
走行音もかなり迫力がありました。
かっこいいですね。
走行デモ終了後、長谷川先生の自転車をじっくりと見せていただきました。
「普段みんなが乗っている自転車とどこが違うかな?」と長谷川先生の質問に、子ども達は「ブレーキがない」と違いに気付きました。
ブレーキが無い分、後ろに自転車を漕ぐと後輪も後ろに回転します。
止まる時はスピードを調整しながら止まるのだそうです。
すごいですね。
全ての選手が自転車も自分で組み立て、その日の体調や天候に合せてギアをも設定するのだそうです。
身体のコンディションづくりや自転車の組み立て、レースに勝つための戦略など全て自分で考えて行うんですね。
その他、ローラー台に乗って実際の練習風景を見せていただきました。
こちらはバランス力が必要で、見ている分には簡単そうですが実際に乗ってみると、前輪後輪とのバランスが崩れてしまい、まっすぐ進むことが出来ません。
非常に難しいです。
慣れないとローラーの上で走るのはとても難しく、練習が必要です。
バンク内の見学を終了した後は東スタンド内へ向かい、施設内の設備を見学させていただきました。
来賓室からの眺めは非常に美しく、場内全体に加え富士山もきれいに見えました。
途中、自動機にて車券発売の説明もしていただきました。
20歳以上でないと購入することはできませんが、ご家族で社会見学を兼ねて購入してみるのも楽しいですね。
こちらは場内にあるスタジオ室です。
今回は特別にキャスター体験をすることが出来ました。
こちらのお部屋でレース中継がされるんですね。
今回も普段入ることのできない場所を沢山見学することができました。
貴重な経験をありがとうございました。
競輪がどんな競技なのか、競輪選手について等詳しく知ることができましたね。
これを機に少しでも競輪に興味を持ってもらい、選手を目指そうと考えるきっかけになるとうれしいです。
今回の講座を受けて、東京オリンピックでもオリンピック種目であるKEIRINにぜひ注目してみて下さい。