プログラムレポート
ペンとインクを使ってみよう マンガの描き方入門 講座の様子(2020年1月19日開催)
公開日:2020年01月20日
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しごと・ものづくり講座
昨日はゲームクリエイターの岩本三四郎先生のご協力で、マンガの描き方講座が開催されました。
この講座では、いきなりオリジナルマンガを描くのではなく、自分の好きなマンガを模写することによって、マンガを描くための技術の習得を目指します。
最初に先生から、マンガを描く時の流れやコツについて、説明をしてもらいました。
自分が模写したいマンガを決めたら、最初に鉛筆で下書きを書いていきます。
対象をよく観察して、描いては消してを繰り返していきます。
下書きができあがったら、ペン入れをしていきます。
この講座では、Gペンとインクを使ってペン入れをしていきますが、万年筆はなかなか使い慣れない子が多いため、線を引く練習をしてから本番に挑みます。
失敗すると修正がしにくいのがアナログの特徴なので、みなさん本当に真剣に作業をしていました。
ペン入れが終わったら、ベタを塗って、乾いたところで消しゴムで下書きを消します。
最後の仕上げにスクリーントーンを貼る作業をしていきますが、これがなかなか難しいので、先生に詳しく解説をしてもらってから進めていきます。
デザインナイフも普段使うことが少ない文房具の一つです。
とても切れ味が鋭いので、力を入れすぎると台紙ごと切れてしまいます。
慎重に薄皮一枚だけを切るようにしなければなりません。
トーンは色々な種類があるので、自分のマンガに合ったものを探すだけでも大変ですね。
トーンが貼れたら完成です。
みなさん思ったとおりに模写できたでしょうか。
うまくいった人もいかなかった人も、マンガを描く大変さがわかったと思います。
最近はほとんどの漫画家がデジタルでマンガを描いている時代なので、こういったアナログな描き方をしなくなってきていますが、アナログでの描き方をマスターしていると、デジタルで描く時も各工程をよりよく理解できますし、とてもスムーズに移行ができると思います。
漫画家に限らず、絵が好きな子にはとても刺激になったのではないでしょうか。
マンガを描くためのセットは比較的安価に入手ができますので、ぜひお家でも練習をしてみてください。
この講座はリピーターも大歓迎ですので、マンガを描くのが好きになった子は、ぜひまた参加してみてくださいね。