プログラムレポート
電車の信号機を動かす体験をしてみよう! 講座の様子 (2020年1月11日開催)
公開日:2020年01月11日
-
しごと・ものづくり講座
先日、協和電工株式会社の皆様のご協力で「電車の信号機を動かす体験をしてみよう!」の講座を開催しました。
まずはじめに、スクリーンを使って協和電工株式会社の皆さんが普段どんなお仕事をしているかを、お話しして下さいました。普段のおしごとは、踏切の警報器や、しゃ断機、信号発光機、検知装置、踏切制御子、信号機などを電車が安全に走れるように新しく作ったり、修理したり、点検などをおこなっているそうです。
次に、普段の皆様の身近な物を用いた簡単なクイズを出題して頂き、楽しみながら普段知らなかった事を、教えて頂きました。
車の信号機は黄色は「止まれ」だけど、電車の信号機は黄色は「止まれる速度で進んでも良い」が正解だそうです!そして、ビックリしたことに、車の信号機より電車の信号機の玉の方が、小さく直径15cmしかないそうです。車より大きな機体を運転しているのに、信号機の大きさは小さく、昔は20cmの大きな信号機もあったそうですが、15cmでも十分見える事から15cmに統一されたそうです。
また普段皆さんが目にしている、踏切や駅のホーム内にある非常ボタンですが、中にカメラが内蔵されて、押した方の顔がわかるようになっているそうです。今まで身近にあってよく見ている物ですが、こうしてプロの方にお話しをして頂いて、初めて知ることが多く参加者の皆さんも驚いた様子でお話しを聞いておりました。
次は実践です、実際に使用している道具や機材を使って、線路内にあるケーブルを引く体験をしていきました。信号と電線を繋ぎ、電車の信号機を動かす体験をしました。普段はあまり使わない、ニッパーやワイラーストリッパー、圧力ペンチなど実際に使っている器具を使用させてもらいました。
参加者のみんなが間違えずにケーブルをつなげたことで、信号機などの電流が上手く流れてランプが点灯しました。これを使って、非常ボタンを押す体験や実際に電車の信号機の色を変えるボタンを押させて頂いたり、特殊信号発行機を点灯させる体験を行いました。
学校生活や日常では体験できない事を今回の講座では体験できたので、体験している中で、先生方に沢山の質問を目を輝かせながら体験している様子が見られ、こども達の感想の中にも、「協和電工株式会社さんが好きになりました。」といった声もあり、これをきっかけにいろんな興味が湧いてくる子もいると嬉しいですね。
大勢の参加者の皆様、保護者様、ご参加ありがとうございました。
協和電工株式会社の皆様もご協力ありがとうございました。