プログラムレポート
職人のワザに挑戦 自分だけのマイござをつくろう! 講座の様子(2020年1月11日開催)
公開日:2020年01月12日
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しごと・ものづくり講座
1月11日は清水職業訓練協会と清水畳組合の協力によるござ作りの講座が行われました。
毎年この時期に開催している年に1度の特別講座です。
教えてくれたのは、清水で活躍している3人の畳職人さんたちです。
今日は薄めのクッション素材を中に入れたござを一人ひとつ仕上げます。
さっそくこどもたちに縫うときの針と糸が配られました。畳用の針はなんと長さ12センチもあります。
こどもたちが今まで見た針の中で恐らく一番長い針だったと思います。
針を通すときに力がいるので、手を保護する専用の用具「てあて」も手につけました。
まずは端のところを縫う作業から行いました。参加者の5人中4人ははじめての制作でしたので、先生方にお手本をみせてもらいながら進めました。
先生がやるのをみていると簡単に縫い進められているように見えるのですが、いざ自分でやってみると針がなかなか進まないようでした。
手の力が足りない分は体の重さを利用して、一針一針、慎重に進めていきました。
縁に使う布は、様々な柄の中から自分の好きなものを選びました。
カラフルな水玉柄やかわいらしい動物柄もありました。
柄が変わると完成した時の印象ががらっと変わるので、どの柄がいいか、迷ってしまいますね。
作業が進むにつれてこどもたちもだんだんと針と糸の扱いに慣れてきている様子でした。
縁が縫い付けられ、だんだん完成に近づいていました。
そして作業をはじめて約2時間・・・やっと完成しました!終わるころにはヘトヘトだった子もいましたが、がんばって作ったのでとても嬉しそうな表情でした。
お部屋に飾ってもいいし、自分の家のイスに敷いて座っても使えますね。こどもたちの作品をお借りしてアトリエにあった流木のオブジェを置いてみました。このように何か飾るときにも重宝しそうです。
参加したみなさん、大事に使ってくださいね。