プログラムレポート
静岡市立賎機南小学校6年生 団体利用の様子(2019年9月6日)
公開日:2019年09月07日
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その他
9月6日(金)静岡市立賎機南小学校の6年生が『総合的な学習の時間(キャリア教育)』の一環で利用されました。
ま・あ・るで様々な職業の先生から話を聞いたり、ものづくりをすることで、将来の職業について考えます。
午前・午後で各90分2回の講座(全員受講1講座、選択3講座)を行いました。
全員が受講する講座は「国際協力のお仕事」です。
JICA青年海外協力隊OBの田中晴子さんに来ていただき、国際協力のお仕事についてお話をしていただきました。
ご自身がアフリカのマラウイで青年海外協力隊として任務されていた時のお話を伺いました。
マラウイの学校の映像も見させていただき、こどもたちは歓声を上げたり、驚いていました。
後半は、現地の子たちが物がない中で工夫して遊んでいる手作りのボールやゴム縄を、自分たちでも作ってみました。
先生からは、どんな場所でお仕事をしていても大切なことは、その国のあいさつを覚えること、そして、信頼関係を築くこと、というお話をしていただきました。
こどもたちは、あまり知らなかったマラウイに関心を持ち、「外国に行ってみたい」「調べてみたい!」など、外国に興味を示す子が多くいました。また、マラウイの子たちが物がない中でも工夫して遊んでいることについて「すごいな!」と感じた子も多くおり、開発途上国への理解につながりました。
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選択講座の1つめは「栄養士のお仕事」です。
静岡市駿河区にあるお料理教室『Ryuメディカルクッキング』の小川侑子先生に教えていただきました。
かぼちゃプリンをつくりました。また、冷やし固める間には、栄養士のお仕事についてのお話を伺うことができました。
かぼちゃプリンは蒸かしたカボチャをすりつぶし、牛乳やゼラチンを入れて冷やし固めたものです。そこに、ホイップクリームで飾り付けをします。
最初はちゃんとできるか不安そうなこどもたちでしたが、しっかりと固まったプリンに安堵した様子でした。
「家でも作って家族にふるまいたいです」「管理栄養士は学校や老人ホームなどで食事を考えていて、いろんなところで活かされていてすごいなと思った」など、料理への関心や、管理栄養士という職業への理解が見られる感想が多くありました。
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選択講座の2つめは「ゲームクリエイターのお仕事」です。
ゲームクリエイターの岩本三四郎先生に教えていただきました。
「RPGツクール」というソフトを使って、ゲームを作成しました。
思うようにいかないこともありましたが、なんとかできたときにはうれしそうな表情が見られました。
ゲームクリエイターのお仕事は、パソコンに向かい孤独な作業のようですが、実は多くの人の力で成り立っており、一人の力ではできないというお話も伺い、こどもたちの心に残ったようです。
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3つめの選択講座は「スイーツデコ講座」です。
FranD’orの向島由賀先生に教えていただきました。
粘土や専用のソースを使って、本物そっくりのミニパフェをつくります。
難しい作業もありましたが、先生に「技」をやさしく教えていただいたので、とても上手にできました。
「先生のように好きなことを一生懸命やれる人になりたい!」「10年も続けていてすごい!」など、先生のお話から、続けることの大切さを感じる子が多かったようです。
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最後に集まって、感想を聞きました。
選択講座は、体験しなかった子もいるので、どんなことをしたのか、どんなところが勉強になったかを発表してもらいました。
体験したことがないことを体験し、聞いたことがないお話を聞き、刺激的な一日になったのではないでしょうか。
今日学んだことを活かして、学校でのキャリア教育に臨んでもらえたら、と思います。
また、授業以外でもま・あ・るに遊びに来てくださいね!