プログラムレポート
はじめてのとうげいお茶碗の絵つけと箸おきづくり 講座の様子(2019年3月16日開催)
公開日:2019年03月21日
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しごと・ものづくり講座
3月16日はkisshi&buの岸本しのぶさんが、陶芸を教えてくれました。今回は小学1年生以上のこどもたちが箸おきづくりとお茶碗の絵つけに挑戦しました。
定員を上回る応募をいただいたため受け入れを増やしていただき、午前・午後、合わせて32名が参加しました。まずは陶器がなにから出来ているか、どうやって完成するかを先生から教わりました。
プラスチックのお茶碗は落としても割れないけど、陶製のお茶碗は落とすと割れてしまうことは何となくわかっていたようですが、陶器が土からできていると知っていた人は少なかったようです。
先生が作った陶器のお茶碗の重さや感触を確認します。「プラスチックより重い!」「冷たい!」などおもいおもいに感想を言い合います。
次に先生が用意してくれた箸おきをつくるための粘土をさわって感触を確かめます。
粘土に空気が入っていると焼いたときに割れてしまうので、空気を抜くためによく練らないといけないそうです。なかなか力のいる作業です。
「菊ねり」といって花びらのようになるのがベストですがこどもたちは押さえてひっくり返すのが精いっぱいでした。
先生の練り方をみて感心していました。アンモナイトみたい!という声も・・!
粘土の準備ができたところで、まずは箸おきづくり。
「おうちで箸おきを使っている人はいますか?」の質問には数名が手を挙げました。お店では見かけたことがあっても自宅で使っている人は少ないようです。
粘土を薄く切ったものから丸く型抜きをしたり、ナイフでカットしたりして好きな形にしていきます。ストローで穴をあけたり、模様をつける子もいました。
粘土はどんどん乾燥してしまうので、手早くやるのがポイントだそうです。中には家で形を決めてきたのか迷いなく作る子もいました。
約1時間かけて、個性豊かな箸おきが完成しました!完成が楽しみですね。
次は先生が予め素焼きをしておいてくれたお茶碗に陶器用のえのぐのようなものを使って筆で絵をかいていきます。
自分が毎日使うお茶碗になるので、自分の好きなものを描く子が多かったです。
真剣な眼差しで陶器に向き合います。
中には「まあるん」を描いている子もいました。完成したら毎日「まあるん」と一緒にごはんが食べられますね。
絵を描いたら次は釉薬をお茶碗全体にかけていきます。一回勝負でやり直しができないので、緊張しますね。
釉薬をかけると一時的に絵が見えなくなってしまいますが、再度焼くときれいに絵がでてくるとのことです。
完成は1か月後。先生がこどもたちの自宅まで発送してくれますので、楽しみに待っていてください。
陶器のお茶碗や箸おきを使うことで食器を大事に使う気持ちが芽生えるといいなと思います。
自宅に届いたら割らないように大事に使ってくださいね。