プログラムレポート
第53回こども会議(新型ミニロボ研修):バザール日記(2019年2月23日開催)
公開日:2019年02月25日
-
こどもバザール
1月26日に新型のミニロボ(SR-02)が発売されたことに伴い、こどもバザールのお店のひとつ『ミニロボや』で使用しているミニロボも全て新型ミニロボになりました!
もう遊んでくれた子もたくさんいるのかな?
旧型のミニロボ(SR-01)から変わった点がいくつかあるので、今後「ミニロボや店長」をやりたいというこども店長に向けて、株式会社アイエイアイ・ミニロボ事業推進室の宮下さんを講師にお招きし、新型ミニロボ研修を行いました。
【ミニロボとは・・・】
ミニロボは株式会社アイエイアイ代表取締役社長石田徹の「静岡の子供達にものづくりに興味を持ってほしい」「理科離れを防ぎたい」という志のもと開発、製造されました。
この志にご賛同いただいた東海溶材株式会社、協立電機株式会社、SUS株式会社の3社と共同出資し「ミニロボ有限責任事業組合」が設立されました。
ミニロボと、ま・あ・るは同じ時期に誕生して、共に静岡のこどもたちと成長してきました。
ロボットでサッカーをする・・・確かにそれは楽しいことなのですが、それだけではないのがミニロボの凄いところです。
自分で説明書を読み進めながら、組み立てるところにその面白さがあります。
説明書を理解しながら、組み立てて完成できたとき、とても大きな達成感を得られます。
「見た目は完成したけど、電源がつかない!どうして?」・・・、こういう時には自分でもう一度説明書を見直し、どこがいけなかったのか原因を探ります。
原因を解決した後、完成し、自分のミニロボが動いたときの達成感はかなりのものです。
ちなみに、ミニロボは大人がつくっても4時間はかかります・・・。
「自分で1から作った」という達成感が自信につながり、「ミニロボ」そのものへの愛着が湧きます。
そこからさらに、「もっと速く走らせたい」「より強いシュートを打たせたい」などの目標ができ、そのためにどんな改造ができるかを考えるところまで楽しみは広がります。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、「ミニロボ」についてよくわからない方にもその魅力が少しは伝わったでしょうか?
やっと?!本題に移ります。
今回の研修の流れです。
↓
①株式会社アイエイアイについて
・産業用ロボットとは?
・なぜミニロボが開発されたのか。
②ミニロボやの運営方法について
・新型ミニロボの操作方法
・メンテナンス方法
③みんなで討論会
【①株式会社アイエイアイについて】
株式会社アイエイアイ ミニロボ事業推進室の宮下剛至さんに、ミニロボ誕生秘話から、その開発を行った「株式会社アイエイアイ」について説明をしてもらいました。
【②ミニロボやの運営方法について】
4人1グループで、ミニロボの操作方法や、メンテナンス方法を学びました。
ミニロボやさんの運営をしていくうえでとても重要なところです。
お客さんの中にはミニロボを体験したことがないという子も多いので、初めてミニロボを体験する子に向けてどんな説明をしたらいいのか練習しました。
1番初めのグループは、宮下さん直々に教わりましたが、その次のグループからは自分たちの前のグループの人に教わっていきました。伝言ゲームのようですが、最後のチームまでちゃんと伝わったのでしょうか!?
いくら自分が操作方法をわかっていても、それを知らない相手に説明するのはなかなか難しいですよね。
【③みんなで討論会】
ミニロボ操作方法を順番に研修している間に、研修をうけていないグループは『ミニロボや行列プロジェクト』というテーマで話し合いを行っていました。
ま・あ・るの「ミニロボや」に行列ができるくらい遊びにきてもらうためにはどんなことができるかを考えました。
ミニロボ=サッカーということにとらわれずに、様々なアイデアをまずはひたすらあげていきます。
たくさん出したアイデアの中から、1~2つにしぼって、それを実現させるためにはどんな問題があるのか・その問題はどうすればクリアできるのか・・・というところまで話し合いを進めていきます。
「○○だから無理だ」ではなく「○○だけど、こうしたらできるかもしれないね」とプラス思考で話し合おうと、宮下さんからのアドバイス。
これは大人でもなかなか難しいですよね。
こども店長たちは頭を抱えながら、いろいろな案を検討していました。
なんだか楽しそうですが、いい案が浮かんだのでしょうか?!
真剣です・・・!
約束の時間になったら各チームで発表していきます。
それぞれのチームから上がってきた案は以下の通りです。
・ミニロボでゴミ拾い
館内に落ちているゴミをミニロボをつかって拾う。ま・あ・るがキレイになる!
・ミニロボで、ま・あ・るの中をおさんぽ。
初めての来館者に施設案内できる!ミニロボのPRになる!
・ミニロボで、ま・あ・るのチラシ「まあるんダ!」を配る。
まあるんダ!を多くの人に手に取ってもらえる!ミニロボのPRになる!
・月替わりで『ミニロボミッション』をつくり、達成できた人にプレゼント!
月替わりのミッションを作ることで、飽きずに楽しんでもらえる!
行列ができるくらい人気がでるのかどうかで考えると疑問が残りますが、みんな短い時間の中で活発にアイデアを出して話し合いをすることができました。
今回の、アイデアを出しあう⇒アイデアをかためる⇒問題点はなにか・どうすれば解決できるか・・・という一連の流れは、今後のこどもバザール活動で活かしていけることだと思います。
研修を受けたメンバーから何名の「ミニロボや店長」が誕生するかまだわかりませんが、新学年の体制になる28期(3月16日スタート)からのミニロボやに期待します!!