プログラムレポート
魔法の道具で木の声をきこう!初めてのプログラミング 講座の様子(2019年2月3日開催)
公開日:2019年02月17日
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しごと・ものづくり講座
2月3日は樹木いきいきプロジェクトの協力によるプログラミング講座でした。教えてくれたのは樹木医の喜多先生とプログラマーの和田先生です。
まず樹木医の喜多先生から樹木医の仕事のことや、木のことを教えてもらいました。
「樹木医」は木のお医者さんとも言われています。聴診器で木の音を聞いてみる時間もありました。どんな音がしたでしょうか?
実際の治療ではあまり聴診器は使わないとのこと。どんな風に治療をするのか、専用の機械や実際の治療の様子を写真でみせてもらいながら学びました。
次はプログラマーの和田先生からプログラミングのことを説明してもらいました。
植物から発電をする研究がオランダで行われていることや、日本でも水田を使って発電する研究をしている方がいることなど木と電気に関するお話も聞きました。
テーブルにある鉢植えに流れている電気を計ってみようということで、計測しました。全部の鉢植えを並べても単三電池には及ばない量でしたが、確かに電気が流れていることがわかりました。
ラジオをイヤホンで聞く程度なら可能な電力量だそうです。植物が発電しているということにこどもたちは興味津々でした。
プログラミングに使う植物には、心電図に使われるパットが仕込まれています。葉っぱをさわったり、ゆすると電気信号に変化が出るそうです。その変化を利用して今日はプログラミングを行います。
木を使ってプログラミングをする前に、MESHの使い方も勉強しました。全員触るのは初めてということでしたが、先生の予想以上に飲み込みが早く、こどもたちはすぐに自分なりのレシピを作れるようになっていきました。これには先生も驚いていました。
ボタンタグを押すと音がしたり、人が通ると電気がついたり。MESHを使うとあっという間にいろいろなことが実現します。本当に魔法のような道具ですね。
植物にタグをつなげて、葉っぱに触ると音楽が流れたり、葉っぱを揺らすと電気が消える、というようなレシピをこどもたちが考えて次々に発表しました。アイデアがどんどん出てきていました。
次にこどもバザールのお店で利用するなら・・というテーマでレシピを考えました。まずは一人で考えて、全員のアイデアをホワイトボードに貼りました。
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次にチームで話し合って更にアイデアをふくらめていきます。
最終的には、葉っぱのボーリングでゲームをする、葉っぱを触るといらっしゃいませと言ってくれる、人が通ると照明がついて商品の説明をするなどなど。いろいろなアイデアが発表されていました。
こどもたちならではの発想で楽しいレシピが開発されていました。
10時から15時までの長時間の講座でしたが、こどもたちはまだまだやりたい!という様子でした。
ipadとMESHと植物を組み合わせた講座は、今後も定期的に開催します。興味を持った方は次回参加してみてください。