プログラムレポート


大豆から豆腐づくりに挑戦!(冬の里山で大根収穫&旬の味体験の振替)講座の様子(2018年12月22日開催)

12月22日のしごと・ものづくり講座は『冬の里山で大根収穫&旬の味体験』という館外での活動の予定でしたが、あいにくの雨のため急遽ま・あ・る館内で食育講座を開催することとなりました。

講師の毎熊幸代【サニー】さんは、野菜ソムリエであり食育指導士の資格をお持ちで、日々子どもたちを中心に食の大切さを伝えてくださっています。

本来ならば、サニーさんのガイドで里山の自然に触れながら大根を収穫したりするところでしたが、今日はかわりに大豆から豆腐作りに挑戦することになりました。

 

大豆はどうやってできるのか、みんな知っているかな?

大豆のお花の写真も見せてくれました。

大豆をさやから取り出してみたよ。

左がさやから取り出した乾燥した状態の大豆。冬眠しているようなものだそうです。

そして右が20時間ほど浸水させておいた大豆です。

こんなに大きさが違うことにみんな驚きでした!

お豆腐づくりは浸水させておいた大豆を水と一緒にミキサーにかけるところからスタート!

2分ほどミキサーにかけているとクリーム状になります。これを生呉(なまご)といいます。

 

次に、この生呉を鍋に移して火にかけます。木べらで鍋の底に焦げ付かないようにやさしくまぜながら20分ほど煮ていきます。

続けていると、ふんわり膨らんでふわふわしたクリームのようになります。

これを布でこします。

とても熱いので、絞るのは大人の人にやってもらいましょう!

今日はお父さんが多く参加してくれたので、力仕事をおまかせしました。ありがとうございます♪

しぼりおわった布の中に残ったものは何かわかるかな??

・・・・おからです☆

おからの味見もしてみたよ!お味はいかが??

そして残った液体が「豆乳」です。

豆乳を鍋に入れて、75℃~85℃になるまで温めます。温まったところに「にがり」を入れて、優しくかき混ぜたら約20分弱火で火にかけます。このとき蓋もしておいてくださいね。

 

豆腐ができるのを待っている間に、食事の準備もします。

お豆腐にかけるかつお節を削らせてもらいました♪

削りたてのかつお節を味見しました♪

おいしくて手が止まらないこどもたち・・・、削っても削っても追いつきません!(笑)

 

みんなで収穫するはずだった大根も、サニーさんが朝収穫して持ってきてくれました!

左はみんなもよくスーパーで見かける青首大根。

右は、阿波晩生(あわばんせい)という沢庵などに用いられることが多い大根だそうです。細長いですね♪

そして、かぶのような形で、外側は緑がかっている大根・・。中の色は綺麗なピンクです!

こちらは「紅芯大根(こうしんだいこん)」といいます。

鮮やかな色を生かして、ピクルスやサラダなど生食がオススメです☆

青首大根の畑の中に紛れ込んだ?!綺麗な大根も見せてくれました。

この鮮やかな色は「アントシアニン」という栄養素だそうです。ちなみにこの大根はきってみたら中は白かったです。

一口に大根と言っても、種類によって栄養素が違ったり、向いている調理方法が違ったりするのは面白いですね。

まこちゃん先生が大根のステーキを作ってくれましたよ♪

これにも削りたてのかつお節をパラパラとトッピング!

 

そうこうしているうちに、お豆腐も完成間近!

布を敷いたざるに豆腐をすくい入れます。

ざる豆腐の完成です!!

サニーさんが持ってきてくれた木枠にこの豆腐をいれて、おもりをのせておくと・・・・!四角い木綿豆腐が完成します♪

できたてのお豆腐、いただきまーす!

初めは、かつお節やお醤油はかけずにお豆腐そのものを味わいました。

「味が濃い!!」「豆の味がすごい!!」などの感想が飛び交います。

どこでも手軽にお豆腐を手に入れられる時代だからこそ、どうやって作られているのか知ること・体験することは大変意味のあることだと感じましたね。

豆腐に限らず、これを機に他の食品についてもどういう工程でできているのか、追及してみるのもいいかもしれません。

 

「食」の大切さについて学ぶことができる講座になりました。

 

 

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