プログラムレポート
光るどろだんご作り 左官のしごとを学ぼう 講座の様子(2018年12月9日開催)
公開日:2018年12月14日
-
しごと・ものづくり講座
12月9日に、静岡商工会議所青年部のご協力で、光るどろだんご作りの講座が開催されました。
今回は、株式会社マルマサ工業の望月先生と有限会社村松建材の村松先生から、左官の技術をつかってピカピカのどろだんごを作る方法を学びます。
まずは、左官のお仕事というのがどういったものなのかを、わかりやすく説明していただきました。
左官のお仕事では、珪藻土という水を吸収しやすい素材を使うそうです。
最近はバスマットなどに採用されていて有名な素材ですね。
実際に塗る作業も見せてもらいました。
先生は簡単そうにやっていますが、とても難しい作業で、一人前になるまで何十年もかかるそうです。
お仕事について理解が深まったところで、左官の技術をつかったどろだんご作りを開始していきます。
先生にやりかたを教わりながら、だんごを丸く削っていきます。
ここで大きな凸凹がないようにしておかないと、出来上がったものが穴だらけになってしまいます。
丸くなったら、先生にチェックしてもらい、問題がなければ漆喰を塗っていきます。
漆喰は手で少しづつ塗りながら、丸い口のビン等をつかって塗り固めていきます。
色は塗り込むタイミングで好きな色をつけていきます。
平滑にしながら徐々に塗り固めていくと、徐々にですがだんごが光ってきます。
根気のいる作業ですが、小さな積み重ねが大事です。
どろだんごがこんなにピカピカに光るなんて、信じられませんね。
納得いくまで磨いたら完成です。
ざらざらだったどろだんごがこんなに丸くピカピカになりました。
なかなか普段の生活の中で職人さんの仕事を目にする機会がないかもしれませんが、私達の生活を支える職人さんが日本には沢山います。
どろだんご作りを通じて、職人の世界にも興味を持ってくれると良いですね。