プログラムレポート
挑戦!株式トレーダー 金融取引をやってみよう 講座の様子(2018年6月24日開催)
公開日:2018年07月01日
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しごと・ものづくり講座
6月24日に静岡県金融広報委員会のご協力で、藤田すづ枝先生(CFP®、1級FP技能士、静岡県金融広報アドバイザー)による株式の講座が開催されました。
今回で2回目の開催となります。
小学生向けの株式の講座はかなり珍しいですが、小学生でもわかるようにゲーム形式で進めていきます。
まずは先生から、株式とは何かということについて説明をしてもらいました。
どうして株が必要なのか、どこで株を買うことができるのか等、基本について勉強します。
みんなたくさん質問をしてくれたこともあって、知らなかったことを沢山知ることができましたね。
いきなり株式について事細かに理解するのは難しいところがありますので、後半は株式ゲームをしながら株について理解を深めていきます。
今回は前回と同様に、トヨタ自動車とディズニーランドを取り上げて株の取引ゲームを行いました。
過去数年間の株の値動きを、年表や世界の出来事を参考に予測していきます。
都度その時のレートで株を売り買いしていきます。
最初に1万円を全員に貸出して、そのお金を元に株を売り買いします。最後に沢山お金が残っていた人が勝ちというゲームです。
翌年どんな風に株が動くのかを、配布された資料とipadで調べた会社の情報を元に考えて、今買うべきなのか、売るべきなのかを考えながら進めます。
トヨタはチーム戦、ディズニーは個人戦と2回行いました。
みなさんとても真剣に考えています。
株はギャンブルとは違いますから、因果関係を考えながら進めていく必要がありますね。
ゲームの結果、うまく運用できた子は1.5倍くらいに資産を増やすことができました。
うまくいかなかった子は、銀行から借りた1万円を返すことができませんでした。
現実ではもっと大きな額で取引をしますから、株には良いところも、怖いところもあるということがよくわかったと思います。
これから株式トレーダーを目指すかどうかはわかりませんが、社会の仕組みのひとつである株というものについて、なんとなく感じ取ることができたのではないでしょうか。
日本ではお金は汚いものとされ避けられることが多く、なかなかお金の教育が浸透していません。
ただ、大人になると嫌でも付き合っていかないといけませんから、大人になってから大失敗しないように、こどものうちからお金の仕組みに触れていくことはとても大事です。
株式に限らず、金融教育の講座は今後も開催をしていきますので、ぜひまた参加をしてみてください。