プログラムレポート
自然の不思議を発見しよう! 講座の様子(2018年5月3日開催)
公開日:2018年05月10日
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しごと・ものづくり講座
5月3日に重岡廣男先生(静岡市沼上資源循環学習プラザ)のご協力で、自然の不思議を発見しようの講座が開催されました。
これまでしずもーる沼上での講座は何回か開催しておりますが、今回は普段行っているリサイクルではなく、「自然の不思議」に焦点を当てた講座となりました。
農学博士の重岡先生が、生物模倣技術や身近な自然の中に発見できる様々な不思議な現象を紹介してくれます。
まずは、先生が生物模倣技術がどのように産業に生かされているのか、実例を挙げながら説明してくれました。
カワセミのくちばしや、蓮の葉、ヤモリの足など、いろいろなものが我々の生活に活かされていることを知りました。
また、生物を模倣した新しい分野の産業が次々と生まれていることもわかりましたね。
一通り講義を聞いたら、今度は館外に出て身近な自然の不思議を体験しました。
われわれのすぐ近くにある何気ない植物にも、様々な不思議が隠されています。
こどもたちの質問を聞きながら、先生が植物が持つ様々な機能を紹介してくれました。
大人とは違って、こどもならではの意見が沢山出ましたね。
館内に戻ったら、先程の生物模倣技術の代表として、ヨーグルトの蓋を顕微鏡を使って観察しました。
同じような効果を持つ代表的な植物であるバラの葉も合わせて観察しました。
実際にお水を垂らして観察することで、お水が弾かれて流れ行く様子がよくわかりましたね。
最後に、今日わかったこと、不思議だと思ったこと、先生に質問したいことの3つを親子で考えて、発表しました。
みなさんの素朴な疑問に、先生がしっかり答えてくれましたね。
少しむずかしい内容もありましたが、これから勉強しながらわかってくることも沢山あると思います。
今回は、普段とは少し違った講座でしたが、身近な自然について、不思議だなと思うこと、どうしてかなと思うことが大切だということがよくわかりました。
そういった感覚をこどものうちに養っておくことがきっと将来に繋がると思います。
重岡先生の講座は、次回7月末にま・あ・る館内で開催予定です(詳細はこちら)。自然に興味のある方は、ぜひご応募ください。