プログラムレポート


職人の技にふれよう 銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵 講座の様子(2018年4月15日開催)

昨日は、清水職業訓練協会・静岡板金工業組合清水支部さんのご協力で、板金の技術を使った銅板ヘラ出し体験の講座が開催されました。

今回は小学生対象に、午後2回開催をしました。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

先生方が考案してくれたやり方で、小学生でも本格的な体験ができるようになってます。

まずは、たくさんある絵の中から、今回自分が作りたい作品の下絵を選びます。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

下絵が決まったら、絵を銅板に写す作業をしていきます。

カーボンペーパーを挟んで上からボールペンでなぞり、絵を写します。

きちんと転写しないと次の作業に移れないので、きちんと絵が写っているかを度々確認しました。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

絵を写し終わったら、銅板に転写された線の上から、力を入れてボールペンで跡をつけていきます。

弱い力で押しても線がつかないため、強い力を加えながら線をなぞっていきます。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

線が引けたら、今度は形を浮き出させるために、色々な形のヘラを使って線の内側をこすっていきます。

細かい部分を押す時は、小さなヘラ先を使います。大きな面は丸いものや太い物をつかって作業しました。

自分の出したい形状に応じて、先を使い分けるのが大事です。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

力を入れてこすり続けると、徐々に絵が浮かび上がってきて、立体的になっていきます。

平らな部分と丸い部分のメリハリをつけることで、より浮き上がって見えるようになります。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

とても根気のいる作業です。手が痛くなるくらい、長時間作業しないとなりません。

絵が完全にうかびあがったら、先生に四隅を整えてもらって、研磨剤で表面を磨きだします。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

磨きが終わると顔が映るくらいピカピカになります。

このままだと酸化してすぐに元に戻ってしまうため、紐を取り付けしてスプレーでクリア塗装をしました。

完全に塗料が乾いたら完成です。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

絵が立体的に浮き出てとてもきれいですね。

職人さんたちの技術を学ぶことができて、本当に貴重な体験となりました。

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

20180415職人の技にふれよう銅板ヘラ出し体験!ピカピカの板にうかびあがる絵

板金の講座は来年も開催する予定です。

ぜひまた銅板ヘラ出しに挑戦してみてください。

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