プログラムレポート
静岡けいりん場へ行こう! 館外講座の様子(2026年3月15日開催)
公開日:2026年03月23日
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しごと・ものづくり講座
3月15日は、静岡競輪場の皆様にご協力いただき、静岡競輪場の見学ツアーを開催しました。
昨年に引き続き、今年もMASの山本啓一朗くんがサポートスタッフとして協力してくれました。
※MAS(ま・あ・るアシスタントスタッフ)とは、こども店長OB・OGである18歳以上のアシスタントスタッフのことです。
以下、啓一朗くんが活動レポートをまとめてくれました。
南入場口に集合し、早速競輪場の内部に潜入します。
まずは、選手が実際に練習やレースで走っている走路を見学します。
静岡競輪場のバンクは1周400mあり標準的な長さの走路になっています。
「カント」と呼ばれるコーナーの傾斜は最大点で30度もあり、実際に中から見るとかなり傾斜を感じます。
カントの一番上はかなりの高さがありますね。
「登ってみてびっくり!かなりな傾斜だね!」「登るのは簡単だったけど、降りるのはちょっとこわいかも…」「ここを自転車で走るってすごい!」子ども達は大はしゃぎです。
今回は、静岡支部所属として現役で活躍されている2名の選手、柴田竜史選手と日高裕太選手にお越しいただきました。
柴田選手はA級2班の所属、日高選手はS級2班に所属するプロの選手で、月に10レースほど全国各地の競輪場にて活躍されています。
バンクでの走行実演と体験は柴田選手が担当してくださいました。
柴田選手は過去に若手選手の日本一を決める「ヤンググランプリ」で優勝実績もあるすごい選手です。
柴田選手にレース時の速度を出していただきスピード感を実感しました。
実際のレースでは70キロほど出ているそうです。
すごいですね。
今回は特別に、保護者と選手とでレースを行いました。
途中までいい勝負でしたが、最後は柴田選手に軍配が上がりました。
とっても惜しかったです。
質問にもたくさん答えていただきましたよ。
柴田選手は過去に、松戸競輪場(千葉)にて落車された際に観客席横のアクリル板まで投げ飛ばされて肩を大怪我されたそうです。
大怪我された後の今も選手として活躍されているのですからすごいですね。
ほかにも、レースで使用するシューズについて教えていただきました。
シューズの裏側に「サン」と呼ばれるプレートが付いておりペダルに固定しているそうです。
柴田選手、貴重な機会をありがとうございました。
続いて、選手が自転車を整備する検車場を見学します。
こちらは日高選手が案内をしてくださいました。
まず、ローラーと呼ばれる練習器具を見せていただきました。
競輪用の自転車はブレーキやライト、ベルなど通常の自転車についている装備がなく、レースに特化しているのが特徴です。
一見簡単そうに見えますが、実際にローラーの上で自転車に乗るのはとても難しいです。
「もがき」と呼ばれる全力漕ぎでは、実演してくれた際には77㎞の速度が出ていたそうです、とても速いです。
実際の自転車の整備も見せていただきました。
競輪で用いられる自転車は選手の好みに合わせたオーダーメイドだそうです。
フレームのパイプの長さ、クランクと呼ばれるギアの位置、鉄の種類など様々な組み合わせがあり、どのような戦法で戦うかによって組み合わせを変えているとのことでした。
そのほかにも、サドルの角度やハンドルの角度を自分好みに調整することでベストコンディションを出せるようにしているそうです。
日高選手は「完成車」と呼ばれるレース用の自転車を4台持っているそうで、フレームのみでおよそ40万円だそうです。
オリンピックなどの競技である「ケイリン」で用いられる東レ製の自転車は2300万円もするそうです。
また、選手は全国各地で開催があるため、近場の開催の場合は車で運搬できますが、遠方の場合(とくに九州や北海道など)では自転車と生活用品を現地まで郵送しているそうです。
そのために部品を分解して郵送できるように小さくする手順も見せていただきました。
後輪を固定する際は競輪選手の強い踏み出しに負けないよう、チェーン引きと呼ばれる縦方向からのボルトで固定することで車輪の脱輪を防止しているそうです。
ここでもたくさんの質問に答えていただきました。
日高選手は競輪選手を目指されたのが小学2年生だそうですが、中学まではサッカーをやっていたそうです。
高校時代から本格的に自転車競技をはじめ、練習では師匠である鈴木良太選手に指導していただいたそうです。
競輪選手は、自転車競技経験者しかなることができないわけでなく、サッカーや野球、陸上などの経験者も多いそうです。さらには公務員出身者も在籍しておりキャリアは様々です。
最後に、競輪の自転車の軽さを実際に子ども達に体験してもらいました。
実際のレースで用いられる自転車ではなく、日々の練習で用いる自転車のためタイヤやホイールなどの部品が異なり、もう少し軽いそうですが、子どもでも軽々持ち上げられるほどの重さでした。
普段入ることのできないバンクの内部や検車場の見学などたくさん案内していただきました。
柴田竜史選手、日高裕太選手、貴重な機会をありがとうございました。
MASの山本がお届けしました。
来年度の開催もおたのしみに。






















































































































