プログラムレポート
森林体験ツアーに行こう! 館外講座の様子(2025年11月2日開催)
公開日:2025年11月06日
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しごと・ものづくり講座
11月2日は、アトリエサクラ有限会社の皆さんと林業家の安池先生にご協力いただき、森林体験ツアーを開催しました。
当日は天候にも恵まれ、山登りに最適な気候でした。
こちらは、安池林業 k-forestryの森です。
安池先生より山を登る際に気を付けることとして、「必ず山側を歩くように」と教えていただきました。
とても美しい森ですが、油断してしまうと危険も多いです。
こちらでは、「管理をされている森」と「そうでない森」の違いについて教えていただきました。
右は、安池先生が管理している森で、左は他の方の森です。
安池先生の木々はどれもまっすぐに伸びており、日光も所々から入るように整備されています。
一方で、管理されていない森は、あらゆる角度から木々が生い茂り、まっすぐな木はありません。また、木々同士が密集していることもあり、全体的に暗くなっています。
「こんなに違うなんて驚き!」「木の形や大きさも全然違うね」「安池先生の木はどれもまっすぐ伸びていてきれいだね」と、参加者全員がその違いに驚いていました。
続いて、安池先生に「枝打ち」を披露していただきました。
高さ10メートル以上の木をするすると登る安池先生。
細い枝をノコギリで切りながら登っていきます。
子ども達から「ボバさん(安池先生)、がんばって!」の声援が。安池先生もみんなの声援に笑顔で応えます。
「枝打ち」は、節がなく、品質の良い材木を作るために、木の成長過程で育ちの悪い枝を除去したり、枝で込み入った人工林の枝を切り落として人工林の生育環境を整えたりする作業です。
手間も労力もかかりますが、高品質な木を育てるのに必要不可欠な作業だそうです。
木から降りる時もとてもスピーディで、みんなからは「すごーい!」「かっこいい!」の声が! 熟練の技を近くで見せていただくことが出来ましたね。
こちらはウラジロです。
ウラジロを使った遊びも教えていただきましたよ。
羽のような形をしているウラジロを紙ヒコーキを飛ばす要領で飛ばしてみましょう。
「難しい~!」「きれいに飛んだよ!」「大きなウラジロを見つけて飛ばしたいな」「すっごく楽しい!」皆さん、ウラジロ飛ばしに大喜びでした。
その後、アクティビティスペースを目指し、20分ほどかけて登ります。
こちらでは伐倒(ばっとう)体験を行います。
実際に生えている木をみんなの力で切り倒していきます。
木の切り倒す位置を決め、正確にその位置へ木が切り倒れるようにコントロールをしていきます。
チェーンソーを使って真横と斜め上の2方向から切り、口元をぴったり合わせます。
続いて「追い口」をつくり、「受け口」の反対側から水平にチェーンソーで切り込みを入れます。
全員でロープを持ち、安池先生の号令に合わせて、力いっぱいにロープを引っ張ります。
見事、正確な位置へ木を切り倒すことが出来ました。
すごい迫力でしたね。
みんなで倒した木は、長さを測って、住宅の柱材として使用できるサイズにカットします。
直径160ミリメートル、長さ3メートルの丸太はその後、製材所で直径105ミリメートルの角材に加工されるそうです。
(今回使用した木は、その後のアクティビティで活用しました。)
午前のアクティビティを終え、ランチタイムです。
ランチタイムでは焼きマシュマロも味わいました。中までとろ~と溶けていてとても美味しかったですね。
ランチタイム後は、チェーンソーで丸太切りの体験を行いました。
チェーンソーエプロン、グローブ、ヘルメットを装着してから行います。
皆さんとてもかっこいいですね。
堂々と切ることが出来ましたよ。
その他、丸太の皮むきに熱中する姿もありました。
どれも貴重な体験ばかりでしたね。
安池先生、アトリエサクラの皆様、ありがとうございました。


































































































































