プログラムレポート
木の声でプログラミング! 講座の様子(2025年10月18日開催)
公開日:2025年10月23日
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しごと・ものづくり講座
10月18日は、NPO法人樹木いきいきプロジェクトの喜多先生、和田先生、高橋先生にご協力いただき、「木の声でプログラミング!」親子講座を開催しました。
今回は、MESHとiPadを繋ぎ、植物の電気の力を使いスイッチを押すとロボットアームが動くという、植物がスイッチになる?!非常に面白い内容です。
MESHとは、人感センサーやスイッチの機能があり、これらをプログラミングで組み合わせることで、自動で動く仕組みが作れるワイヤレスブロックのことです。
前半は、樹木医の喜多先生から、樹木について学びます。
先生は木のお医者さんとして、街路樹や公園などに植えられた樹木を守るために保護や管理をし、病気になった樹木を治療するお仕事をしています。
「植物は生きていると思いますか?」の問いに、みなさん大きくうなずきます。
では実際に聴診器を植物に当てて聴いてみましょう。
「ザーザーという音が聴こえる」「何も聴こえないな」と感じ方は様々でした。
実は、何も聴こえないが正解だそうです。
植物は根っこから上に向かって水を吸い取っていますが、1時間に30㎝というミミズが進むスピードよりも遅いそうです。
後半は、プログラミング専門の和田先生と一緒に、テキストに沿ってプログラムを組み立ててみましょう。
MESHはブロックの色によって、光る、人感センサー、体温、ボタンなどの機能があります。
今回は、植物の葉っぱに心電図で使われる電極を貼り付け、スイッチの1つとしてプログラムに追加します。
プログラムの中に、「葉をつかむ」「葉を揺らす」や様々な音が鳴るプログラムなどがあり、組み合わせ方は自由自在。
早速始めてみましょう。
それぞれのブロックを紐でつなぐとプログラムができます。
「自分の思った通りに動いたよ!」
「葉っぱに触ったら音がなったよ」
続いて、ロボットアームの登場です。
ロボットにはあらかじめ4つの動きがプログラミングされており、今回は肥料に見立てた木のブロックを植物に与える動きに挑戦してみましょう。
様々なプログラムを組み合わせて、何度も繰り返し楽しみました。
親子で意見を出し合いながら、無事クリアできました。
最後に、ロボットアームの4つの動きを、オリジナルの動きに変更するプログラムのやり方も教えていただきました。
NPO法人樹木いきいきプロジェクトは、樹木、そして樹木を含む森林・緑地などの大切な自然環境の再生や保全活動を積極的に行っています。
プログラミング講座を通じて親子で一緒に、自然環境の問題にも触れることが出来ましたね。
先生方、楽しい時間をありがとうございました。
またの開催をお楽しみに。