プログラムレポート
調剤薬局で薬剤師体験!館外講座の様子(2025年9月14日開催)
公開日:2025年09月19日
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しごと・ものづくり講座
9月14日は、薬局みかんの花薬剤師の八木里香先生と医療事務の村山先生にご協力いただき、「調剤薬局内で薬剤師体験!」講座を開催しました。
参加者ははじめに「薬局みかんの花」の白衣を着用させていただきました。
里香先生は、薬剤師とアロマセラピーの資格を活かし、患者様に「健康と笑顔」を届けるおしごとに従事されています。
薬局に入るとみかんのいい香りがしましたね。
「みなさん薬局は入ったことがありますか?」
クイズ形式で、薬局について学びましょう。
調剤薬局の数は、実はコンビニと同じくらいの6万店舗あります。
みなさんの身近に薬局があるのは、とても安心ですね。
薬剤師は全国で32万人いて、薬局や病院、ドラックストアなどで働いているそうです。
では、薬局みかんの花には、何種類のお薬があるでしょうか?
実際に、普段は入ることができない調剤室へ特別に入らせていただきます。
天井までぎっしりと薬が並べられていて、五十音順に整頓されている様子に、「わーすごい!!」「きれいに並べられていて見やすい」と声があがりました。
頻度が高い薬は正面の棚、劇薬と言われる薬は赤文字で書かれていて、薬の管理や扱いについてはとても厳重に管理されているそうです。
下の引き出しなどにも、漢方、点眼薬やシップ、吸引薬、貼り薬、劇薬や毒薬など様々な種類の薬がありました。
500種類、800種類、1200種類、みなさん予想をしながら数えてみました。
正解は1200種類です。
薬局みかんの花では、だいたいの病気に対応できる程の薬の種類を保有しているそうです。
薬剤師は、患者さんのお薬を作る「調剤」、用意した薬に間違いがないか確認する「監査」、患者さんにお薬の説明をする「投薬」のおしごとがあります。
はじめに調剤のおしごとを体験します。
見本の処方箋通りに、薬に見立てたジュースとラムネを使って薬を作ってみましょう。
赤ちゃんやお年寄りなど、錠剤を飲みこむことが困難な方には、液体や粉薬を処方します。
ボトルに原液と水を入れます。
ラベルには、一日何回飲むのか、いつ飲むのかを正しく記入し、最後に責任者の印鑑を押します。
次にラムネをすり鉢で細かく砕いて粉にします。
少しでも固形物があるとのどに詰まってしまいとても危険なので、粉状になるまで一生懸命すりつぶしました。
粉薬は、分包機という、薬を一包一包分ける機械に入れて袋詰めをします。
正確なグラムを測り、分包機に入れると回転盤が動き、一回に飲む量の薬に分けてくれます。
「すごい!下からちゃんと出てきたよ」とみなさん興奮した様子。
次は監査のおしごとをします。
印字された名前、袋に異物が入っていないか、量は正確であるかを確認します。
上手に分包、確認ができました。
次に投薬のおしごとをします。
この薬はどうやって使うでしょうか。
「塗り薬?鼻のスプレー?」など意見が出ましたが、正解は吸う薬です。
患者さんに薬を渡すときには、使用方法、副作用、注意事項などをしっかりと説明をすることが、薬剤師の重要なお仕事です。
実際に患者さん役になって体験をしてみました。
最後に窓口業務をやってみましょう。
「こんにちは。処方箋をお預かりします。」
指定された薬を棚から見つけてケースに入れます。
「同じよう名前の薬があって見つけるのが大変」「数もしっかりと数えないといけないから時間がかかるね」
里香先生にチェックしてもらいましょう。
みなさんしっかりと処方箋通りに薬をケースに入れることができましたね。
最後に先生から、「調剤薬局は、薬を用意するだけでなく、病気の患者さんが安心してお家で薬が飲めるように、手助けをする責任感、信頼関係がとても重要なお仕事です。患者さんと顔を合わせて不安を取り除いてあげることは機械では絶対にできないことなので、薬剤師はとてもやりがいがり、大事なお仕事だと先生は思います。」と、とても大切なお話をしてくださいました。
「将来の夢は薬剤師!」という方が多く参加してくれました。
今回の貴重な体験を忘れずに、ぜひ夢に向かって頑張ってくださいね。
またの開催をお楽しみに。






















































































