プログラムレポート
電動糸鋸を使って木のカトラリーを作ろう!講座の様子(2025年8月30日開催)
公開日:2025年09月01日
-
しごと・ものづくり講座
8月30日は、株式会社オフ・コーポレイションの遠藤先生、木村先生のご協力で、電動糸鋸を使ったカトラリー作りの講座を開催しました。
今回は、スプーン、フォーク、バターナイフの中から好きなものを選んで作っていただきます。
はじめに、遠藤先生から森や林、木材についてお話ししていただきました。
日本は世界の国の中でも、森林、木が多い国です。
世界では木の保有率が31%なのですが、日本は68%を木が占めていて、静岡市の森林の割合は76%になっています。
木の種類は、杉やひのきなど、高くまっすぐに育つ「針葉樹」が、99.6%を占めているそうです。
次に、木の特徴について教えていただきました。
こちらは杉の木です。軽くて柔らかいのが特徴です。
タモの木は、非常に硬く弾力性に優れています。そのため、野球のバットに使用されています。
桜の木は、美しい木目と深みのある色合いが特徴的です。
家具にも多く使用されています。
カトラリー作りの木材には、加工性と耐久性に優れたウォールナッツ材(クルミの木)を使用します。色合いも非常に素敵ですね。
電動糸鋸と小刀の使い方を丁寧に教えていただきました。
使い方をマスターして、素敵な作品を完成させましょう!
細いのこぎりが上下に動いているところに、木材をおき、両手でしっかり押さえます。
遠藤先生にレクチャーしていただいたように、カーブは材料をゆっくりと動かしながら木目を意識してカットします。
皆さんとても真剣です。
「先端部分は少しこわいな…」「のこぎりのスピードが少し早くてこわかったけれど、きれいにカットすることが出来たよ!」皆さん、自分の力で頑張ります。
段々と上手になってきましたね。
次に、小刀を使って形を整えます。
「柄の先端部分は少し丸くしたいな!」「少しだけ角度をつけてみようかな」「もう少しだけ深さを作ってみる!」と小刀を使って、思い思いのデザインにしていきます。
形が完成したら、やすりを使って、全体を滑らかにしていきます。
フォークのやすり掛けはとても細かい作業ですね。
とても丁寧に仕上げていきます。
最後に、アマ二油を塗って完成です。
1週間乾燥させてから使ってくださいね。
とても素敵な作品に仕上がりました。
遠藤先生、木村先生、ありがとうございました。
次回の開催もおたのしみ。