プログラムレポート
ミニ畳を作ろう! 講座の様子(2025年7月22日開催)
公開日:2025年07月28日
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しごと・ものづくり講座
7月22日は清水職業訓練協会清水畳組合の若杉直正先生、松坂嘉功先生、坪井秀樹先生、若杉浩司先生のご協力で、「ミニ畳を作ろう」講座を開催しました。
畳職人の先生方から、畳の作り方、畳の良さを学びます。
畳には、リラックス効果、森林浴をしているような気分になれる、自然の空気清浄機と呼ばれるくらいに良い効果があります。
「お家に畳がある人?」の問いに、「おばあちゃんの家にあるよ!」「寝る部屋だけ畳だよ」という回答がありました。
今日は、天然のイグサを使ってミニ畳を自分で作ってみましょう。
まずは、沢山ある種類の中からヘリの柄を選びます。
かわいらしい動物の絵柄や大人っぽい渋い柄まで様々で、迷ってしまいますね。
決まったら先生に30㎝程にカットしてもらいます。
今日使う道具は、先生がミニ畳作りの為に木枠を用意してくださったもの、トンカチ、タッカーという畳専用の大きなホッチキスです。
先生のデモンストレーションを近くで見ます。
職人技を間近だ見ることができる貴重な時間ですね。
始めは、畳を貼ります。
片側だけ先生がタッカーで固定してくれているので、畳を反対側に引っ張って専用の画鋲で仮止めをします。
ここでたるみがあると、恰好がよくないのでグイっと力いっぱい引っ張ってタッカーで止めます。
止めた針を、トンカチを使って整えます。
簡単そうに先生は作っていましたが、実際にやってみると想像以上に難しく、苦戦している方も多くいました。
次に、畳に引いてある線の上に、裏面を上にしてヘリを合わせタッカーで止めます。
反対側も同じように貼ります。
1つ1つ作業をすると「ふー」と疲れが出てきてしまいますが、もうひと踏ん張りです!
だんだんと手つきがよくなってきて、職人のような凛々しい顔つきになってきました!
綺麗にできていますね。
最後は、畳の角を作る作業です。
ヘリを少し切り、折りたたむようにしてタッカーで止めます。
4か所できたら、完成です!
ビシッと決まったヘリがとても恰好がいい、素敵な仕上がりになりましたね。
「早く畳の上に座りたいな!」「枕にしても気持ちよさそう~」
「自分好みの渋い畳になったよ」と一生懸命作った、世界に一つだけのミニ畳になりました。
講座を通して、畳の仕組みを学ぶことができ、大きい畳を作る大変さを実感することができました。
畳は水や湿気に弱いので、汚れたら乾拭きをして、風通しのよいところに保管しましょう。
先生方、ありがとうございました。
またの開催をお楽しみに。