プログラムレポート
三保造船所見学ツアー 館外講座の様子(2025年3月24日開催)
公開日:2025年03月31日
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しごと・ものづくり講座
3月24日は、株式会社三保造船所様にご協力いただき、造船所工場見学ツアーを開催しました。
はじめに、橋本先生から会社についてお話していただきました。
株式会社三保造船所はおもに漁船を造っている会社です。
1隻1隻が完全オーダーメイドで、世界に1つしかない何百トンもする船を作っています。
造船所内を見学する前に、船の種類や船が出来上がるまでの工程を説明していただきました。
船は、少し形状が違うだけでも速度や燃費に大きく影響してくるそうで、船の設計にCADを用いて船の細部まで確認できるようにしているとのことです。
船を造る工程は、鉄板を切断するところから始まります。
出来る限りブロック状にしてドックに運んで組み立ていくのだそうです。
そして、溶接作業のうち、上面や複雑な曲面などは全て手作業です。
熟練の技術が必要になりますね。
一隻作るまでに、協力企業様含め300人という大勢の方の力が必要になってくると教えていただきました。
また、船の大きさにもよりますが、設計から完成までにだいたい一年くらいかかるそうです。
すごいですね。
予習を終えたところで待ちに待った見学です。
※造船所内の撮影は機密防衛防止の観点より極力控えさせていただいております。
造船所内にはたくさんの機械があり、臨場感あふれる音が辺り一面に鳴り響きます。
パーツも全て巨大です。
ドッグの大きさ・深さにも驚いてしまいますね。
職人さんのお仕事の様子もたくさん見せていただきました。
かっこいいですね。
隅々まで造船所内を見学させていただきました。
最後に、質問タイムです。
- 一隻いくらくらいかかりますか?
- 電気系統はどのような仕組みになっていますか?
- 作業工程の途中で材料が高騰してしまうこともありますか?
たくさんの質問に対しても橋本先生が丁寧に回答してくださいました。
ありがとうございました。
1時間30分、とても貴重な時間を過ごすことができましたね。
株式会社三保造船所の皆様、ありがとうございました。