プログラムレポート
防災時の食事を学ぼう! シーチキン®の炊き込みご飯とお汁粉作り 講座の様子(2025年3月22日開催)
公開日:2025年03月24日
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しごと・ものづくり講座
3月22日は、株式会社杏林堂薬局様とはごろもフーズ株式会社様にご協力いただき、シーチキン®を使った防災食の講座を開催しました。
災害に備えるために重要な「ローリングストック」について学びながら、楽しく防災食を作っていきます。
今回は、災害に備えてポリパックを活用した調理方法になります。シーチキン®を使った炊き込みご飯と乾パンを使ったお汁粉の二品を作ります。
はじめに、炊き込みご飯を作ります。
ポリ袋に無洗米、水、麵つゆ、干ししいたけ、塩を入れます。
そこへ、シーチキンを油ごと加えて、手でよくもんで味をなじませます。
ポリ袋の中の空気を抜いてから口を結びます。
お湯が入ったお鍋の中に入れて30分間ほど加熱します。
続いて、お汁粉を作ります。
「乾パンを使ったお汁粉ははじめて!」「どんなお汁粉になるか楽しみ」みんなでお話しをしながら先ほどと同様に、ポリ袋を使って材料を入れていきます。
乾パンは硬い為、しんなりさせるために15分から20分ほど吸水します。
吸水時間の間、はごろもフーズ株式会社の河合先生にローリングストックについてお話ししていただきました。
ローリングストックとは、普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法のことです。
災害時は、食料や飲料水のほか、防寒具、照明器具、救急用品などもあるため、日ごろから準備しておく必要があります。
いざという時に、「食材や飲み水の賞味・消費期限が切れてしまっている」「数量が足りない」ということにならないようにしたいですね。
「3日間の備えが必要です!」と河合先生が教えてくださいました。
なぜ3日間なのでしょうか?河合先生が子ども達に質問します。
「どのくらいの規模の災害になるかわからないため」「物資が到着するまでにかかる日数!?」みんな積極的に答えてくれました。
ライフラインや交通網の寸断等から、行政からの物資等の配給が3日以上到着しない場合もあるそうです。
そのため、最低でも3日分 (9食分)の食料品は確保しておくことが大切になります。
みんなで防災の備えやその必要性をしっかりと理解することが出来ましたね。
15分経過したため、乾パンの様子を確認してみます。
「ちょっとだけ柔らかくなった」「少し膨らんだみたい」みんなで吸水の効果を確認しました。
炊き込みご飯も完成したため、お鍋から取り出したあとに、乾パンのお汁粉を投入しました。
中火で5分ほど温めます。
その間に、株式会社杏林堂薬局さんから、ポリパック調理のメリットや調理のポイントを説明していただきました。
ポリ袋調理のメリットは洗い物が少ないことです。ライフライン(水道・ガス・電気)が使えない時にも調理が可能で、袋に入れたまま盛り付ければ食器も汚れないため衛生的です。
また、災害時であっても温かい食事を食べることができるのは非常にうれしいですね。その他、アレルギーやそれぞれの好みに合わせて複数のメニューを同時に作ることも可能です。
メリットばかりのポリパック調理ですが、調理の際に気を付けたいことを教えていただきました。
ポリ袋は必ず耐熱性のものを使用します。そして、袋の中の空気を抜いてから袋の口を結びます。
お鍋の底には耐熱皿を敷きます。そうすることでポリ袋が破れにくくなります。
とても勉強になりますね。
いよいよ待ちに待った、実食タイムです。
炊き込みご飯はお茶碗に、お汁粉は汁椀に入れて盛り付けました。
「おいしい!」「家族にも食べさせてあげたい!」「今回作り方も学べたし、レシピもあるから早速お家で作ってみる」と子ども達も大喜びでした。
最後に、はごろもフーズ株式会社の夏目先生よりお土産をいただきました。
是非お家でも作ってみてくださいね。
株式会社杏林堂薬局の皆様、はごろもフーズ株式会社の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
次回の開催もおたのしみに。