プログラムレポート
砂絵工作で絵をつくろう!講座の様子(2025年2月23日開催)
公開日:2025年02月27日
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しごと・ものづくり講座
2月23日は、静岡市清水左官組合の杉山猛先生にご協力いただき「砂絵工作で絵をつくろう!」講座を開催しました。
先生方のお仕事は「左官職人」です。
家の壁を塗ったり、補修をし、長く使えるものを作っています。
左官職人の技術を教えてもらいながら、砂絵工作を楽しみましょう。
材料は、下処理をした板、色の付いた珪藻土(けいそうど)、左官コテです。
まずは、色の入れ方や塗り方のデモンストレーションを先生に行っていただきました。
パレットにのせた珪藻土を、ヘラですくうように取り、板になでるように乗せていきます。
この時に、強くこすりつけず、ぺたぺたとたたかず、やさしく塗るのがポイントです。
それではみなさんも好きな柄を選びます。
鶴、鯉、かき、つばき、もみじ、干支の動物などたくさんあり迷ってしまいますね。
自分の描きたいイメージが決まったら、パレットに色をのせていきましょう。
白い珪藻土を水で溶かし、ポスターカラーで色を混ぜて、様々な色を先生が用意してくれました。
さっそく始めていきましょう。
初めて使う左官コテに緊張してなかなか手が進まない方もいました。
みなさんとっても真剣です!
だんだんヘラの使い方にも慣れ、ダイナミックに塗ることができてきました。
細かい柄は、ヘラを細かく動かして塗るのでとっても難しかったです。
色と色の重なり合いもとっても素敵で、きれいなグラデーションができましたね。
難しいところは、「へらの向きを変えたらいいよ」「こうやったらうまくいくよ」とやさしくコツを教えてくれました。
だんだんと完成に近づいてきましたね。
色が塗れたら、いよいよ型を外していきます。
下からそーっとゆっくり外していきます。
完成を想像しながら一生懸命塗ったので、上手にできていてとてもうれしかったですね。
珪藻土の量が厚いところがあったり薄いところがあったりしますが、それも立体的でとってもいいですね。
最後にドライヤーで乾かして完成です。
早くに完成した方は、使った道具を洗って後片付けをしてくれたり、漆喰を塗る体験もしました。
珪藻土は、湿気を吸収したり、夏は涼しく冬はあったかく、家の壁などによく使われています。
素敵にできた作品を、ぜひ飾ってくださいね。
先生方、ありがとうございました。
またの開催もお楽しみに。