プログラムレポート
清水銀行のおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2024年12月26日開催)
公開日:2024年12月27日
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とくべつなおしごと
12月26日はとくべつなおしごととして、清水銀行の方々のご協力による「清水銀行のおしごと」を開催しました。
まずはじめにお金のことを学びました。
お金のない時代は物と物を交換する物々交換が行われていたと教えていただきました。自分がリンゴをほしいと思ったら、自分の持っているお肉とリンゴを交換してくれる人をみつけなくてはいけませんでした。
交換するものが食べ物だと、日持ちがしないのですぐに腐ってしまいます。腐ったら交換してもらえないし、高価なものを交換する場合は大量のものが必要になり、とても不便だったようです。
お金が使われるようになってからは、腐ったり、ほしいものを持っている人をがんばって探さなくてもよくなりました。お金は、物よりも軽いので持ち運びもでき、とても便利なものというのがわかりました。
次に銀行の3つの役割について学びました。
1つ目のおしごとは「預金(よきん)」といって、銀行にお金を預けることです。自分の口座を持っていたり、家で見たことがあるという人もいました。預けることで誰かに盗まれる心配も減り、安心して暮らすことができます。
2つ目に「融資(ゆうし)」についても学びました。家や車など、高いものがほしいとき、銀行の預かっているお金から貸し出しをする仕組みが「融資」です。「融資」の仕組みがあることで、ほしいものを早く手に入れることができます。
さいごのおしごとは「為替(かわせ)」です。
大きな買い物をするとき、自分でお札をたくさん用意するのはとても大変です。用意できたとしてもお店が遠ければ運ぶのも大変です。
そこで銀行が、預金口座から買い物をして代金を払うお店の預金口座にお金を移動して支払ってくれる手続きが「為替」です。
3つの役割を学んだところで、クイズがでました。
「この4つの中で銀行の役割でないものはどれでしょうか?」
1.「お金を預ける」と、2.「お金を貸す」は、説明を聞いていたのですぐにわかりましたが、3.「お金を預からない」か4.「お金を貸さない」で迷う人が多かったようでした。
正解は3.お金を預からない、でした。しっかりお金を返すという約束ができない場合はたくさんの方から預かっているお金を守るために貸さない、という役割をすることもあると教わりました。
最後のクイズでは、清水銀行が応援しているチームを考える問題もありました。
こちらはほとんどの方が「清水エスパルス!」と答えていました。清水銀行ではエスパルスのマークが入った通帳もつくれるため、ファンの方にとても人気があるそうです。
後半はお札を数える「札勘」の体験しました。
全員に練習用のお札を30枚配ってもらい、お手本をみせてもらってから練習をしました。
お札を整えて中指と薬指に挟んで折り曲げ、反対の指でお札を手前にはじくようにしながら数えます。
こどもたちの手だとお札が動きやすく、ばらばらとしてしまい数えるのが大変でしたが、どの子も奮闘していました。
練習をして、とても上手に数えることができるようになっている子もいました。
最後は全員で一斉に自分のやりやすい数え方で枚数のわからない札束を数えて、正確さと速さを競うというゲームをしました。
数えた結果を聞くと、「27枚!」「28枚!」「24枚??」と、様々な回答がでてきました。
正確に早く数えられている人もいれば間違えてしまっていた人もいました。銀行でのおしごとでは、正確さがとても大事ということで、一番正確に速く数えられた人に景品をプレゼントしてくれました。
このおしごと体験を通して銀行のしごとについて、お金の大切さについて学ぶことができました。清水銀行のみなさん、ご協力ありがとうございました!