プログラムレポート
歯科医師のおしごと プロからまなぶとくべつなおしごと講座の様子(2024年12月24日開催)
公開日:2024年12月26日
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とくべつなおしごと
12月24日は、静岡市健康づくり推進課 静岡市口腔保健支援センター所長、小畑充彦先生のご協力で「歯科医師のおしごと」を開催しました。
「歯科医師はどんな仕事をしているでしょうか?」と先生からの質問に、「虫歯を治す。歯並びをきれいにしてくれる。」などの意見が出ました。
小畑先生は、小児歯科で13年間働き、現在は静岡市障害者歯科保健センターで障害を持っている方の歯の治療をし「歯のことで困っている方を助けるために」お仕事を続けられています。
歯科医師になるためには、大学で勉強し、国家資格に合格し、研修期間を経て、晴れて人を治療することができる歯科医師になることができます。
はじめに、歯の性質についてお話がありました。
人体の中で最も硬いのが、人の歯です。
しかし、虫歯になると穴があいてしまい進行してしまうと歯を抜かなければいけなくなります。
ではどうして虫歯ができてしまうのでしょうか?
甘いものの摂り過ぎや、だらだらと食べ続けること、早寝早起きの規則正しい生活をしないことで、虫歯が増えてしまいます。
みなさんが大好きなお菓子屋やジュースの中には、実はたくさんの砂糖が含まれていることを教えてもらい、とても驚きましたね!
歯の表面についた歯垢に、虫歯をつくるミュータンス菌がすみつき、糖分を栄養にして酸を出します。
この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけてしまい、虫歯になってしまいます。
虫歯ができてしまうメカニズムを教えてもらったので、みなさんは、虫歯にならない方法を知ることができました!
虫歯予防のために、半年に1回くらい歯科検診をすること、歯間ブラシや糸ようじなどを使っての歯のお掃除をすることを気を付けて、歯を大事にしたいですね。
虫歯になると、歯に穴を空けてプラスチックや金銀パラジウムを詰めたり、入れ歯やインプラントを入れて大変な治療をしなければいけません。
虫歯になる人は全体の14%まで減ってきていて、虫歯にならないように歯磨きを丁寧にしたり、歯の健康維持の意識が高まっています。
とてもいいことですね。
最後に、口腔保健支援センターで制作された「8020すごろく」をお土産でいただきました。
8020とは、80歳まで20本の歯を長持ちせて、食べること、しゃべることをより長く続けていきましょう!という意味です。
今日教えてもらったことを、是非、お家の方にも教えてあげてくださいね。
小畑先生、貴重なお話を教えていただき、ありがとうございました。