プログラムレポート
静岡市立清水辻小学校の団体利用の様子(2024年12月5日開催)
公開日:2024年12月23日
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その他
12月5日は、静岡市清水辻小学校の6年生の団体利用がありました。
今回は前半と後半の2グループに分かれて、職業・ものづくり体験を実施しました。
■「獣医師のおしごと」講師:静岡県中部家畜保健衛生所 柴田正志先生
はじめに生徒の皆さんが好きな食べ物を3つあげてもらいました。
「ステーキ、ハンバーグ、ローストビーフ」「オレンジ、キュウイ、ピザ」「からあげ、すし、生姜焼き」
みなさんたくさん好きな食べ物をあげてくれました。中でも肉類が多かったです。
そのお肉になる原材料の牛、豚、鳥などの健康を守るのが獣医師のお仕事だということを教えてくださいました。
聴診器が各班に配られました。聴診器の体に当てる部分はとてもデリケートなので取り扱いに注意することを教えてもらいました。
はじめは心臓の場所がわからなかった生徒さんもここかな?と聴診器を少しずつ動かして心臓の音を聞きました。
最近「鳥インフルエンザ」という言葉をよく耳にしますが、インフルエンザに感染した渡り鳥が日本に入ってきて、にわとりなどに感染するそうです。
先生から問題です。「どうして養鶏場にインフルエンザがうつるのでしょうか?」班ごとに考えます。
生徒→鳥の糞を食べたネズミが養鶏場に入る。
生徒→菌が風に吹かれて入ってくる。
どれも正解です!
次にクイズをやりました。題して「うしうしクイズ~!!」タイトルコールを生徒さんが大きい声で言ってくれました。
牛の寿命はどのくらいでしょうか?5年?10年?30年?
正解は→20年生きるそうです。
バター1つを作るのにどれくらいの牛乳が必要でしょうか?1L?5Ⅼ?
正解は→4.5Lぐらい必要ということでした。
私たちは日々動物の命をいただいて生きています。食事を残さないようにすることも命を大切にすることにつながります。
毎日の食事を残さないためにはどうすればいいでしょう?班で考えました。
班ごと発表してもらいます。
残さないように頑張って食べる。
みんなで分けて食べる。
作りすぎない。食べれる分だけ作る。
この発表を聞いて先生も「とても意識が高いですね」とほめてくださいました。
最後に先生が取り組んでいる「one health」(ワン ヘルス)という言葉を教えていただきました。
動物だけ、人間だけの健康を守るのではなく、動物・人・地球の健康を守ることがすべての健康・環境を守る事が大事だということを教えていただきました。
柴田先生、ありがとうございました。
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■「グラフィックデザイナーのおしごと」
講師:Bellcolune(ベルコルネ)望月彩加先生
はじめに、デザイナーのお仕事のお話がありました。
デザイナーといっても、ロゴやチラシをデザインするグラフィックデザイナー、公園や施設をデザインする空間デザイナー、洋服をデザインするデザイナーなど様々です。
望月先生は、グラフィックデザイナーとして、ロゴやイベントのポスター、冊子などみなさんの身近にある多種多様なデザインを作っているというお話をしてくれました。
デザインをするときに、目立つデザイン、かっこいいデザインも大事ですが、最も大事なことは「困りごとを解決するためのデザインを考える」ことだそうです。
情報を整理して、相手にわかりやすく伝えるための道すじを考えるのが大事なお仕事ということもわかりました。
講話の後はクリスマスのカリグラフィーメッセージカード作りに挑戦しました。
文字を転写して、筆ペンや金色のペンでなぞっていきます。
転写は裏表と3回行い、丁寧な作業を繰り返します。
シールや色ペンも使って、オリジナルのカードを作ります。どの方も集中して黙々と作業を進めていました。
リボンを付けて、クリスマスツリーのオーナメントにもいいですね。
みなさんすてきなカードが出来上がりました!
望月先生、ありがとうございました。
今回の職業・ものづくり体験を通して、将来のお仕事の選択肢や興味の幅を広げてもらえていたら嬉しいです。
辻小学校の皆さん、ご利用いただきありがとうございました。
また是非遊びに来てくださいね。