プログラムレポート
とくべつなおしごとフェア 開催の様子(2017年10月28日開催)
公開日:2017年11月03日
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こどもバザール
10月28日は清水法人会さんのご協力により、たくさんの「プロからまなぶとくべつなおしごと」が開催されました。
ま・あ・るで開催されるのは4回目。毎年10月の恒例のイベントです。
4階なんでもホールには「宅急便のおしごと」、「畳屋さん」、「ねじ工場」、「クラフトショップ」、「100まあるショップ」の5つのおしごとブースがつくられ、ハローワークで紹介されました。
「宅急便のおしごと」ではヤマト運輸さんのご協力により、子ども用の制服も着ることができました。
実際に配達する際に使用する伝票やハンディスキャナを使い、配達の準備をしてこども達が荷物を3階のお店まで配達します。
まず伝票を作成します。
登録が終わると、数字のたくさん書かれたシールが小さなプリンターから出てきます。荷物の品名には「だいじなおにもつ」と印字されています。
われものシールも貼って準備万端!しっかり荷物をもって3階に出発です。館内は走ってはいけないので、急ぐ気持ちを抑えて速足で向かいます。
届け先のお店の方からはサインをもらいます。伝票を持って集荷センターのなんでもホールに戻っておしごと終了です。
「畳屋さん」では、坪井畳店の方々の協力により、ミニ畳をつくる体験をしました。
畳はかわいらしいハートの柄のものもありました。
縁は10種類以上の様々な柄の中から選びます。どれにしようか迷ってしまいますね。
畳専用の大きなホチキスのような機械を使って畳を作っていきます。
最初から最後まで力のいる作業ですが、子ども達はとても集中していました。
完成した畳は特別にお持ち帰りです。おうちで大事に使ってくださいね。
「ねじ工場」では、興津螺旋株式会社のみなさんが、ねじづくりの機械を使ったねじづくりと、そのできたネジに色をつけてくれました。
まずはねじづくりの説明を聞きます。大きなハンドルをぐるぐると回しますが、ねじの溝をつくるときはかなりの力が必要です。
低学年はお手伝いしてもらいながら必死でハンドルを回します。
大人でもしっかり力を出さないと回らないのですが、中には1人で最後まで回しきる2年生の女の子もいて、大人たちをびっくりさせていました。
次に色つけですが、絵具やクレヨンで塗るのではなく、チタンの陽極酸化という現象を利用します。
電解電圧を変えることで、色をコントロールできるそうです。色があっという間に変わる瞬間をとらえた動画をアップしていますので、ぜひご覧ください。
できた色つきのネジは、かわいいガラスの瓶に入れて持ち帰りました。
「クラフトショップ」では、ねじを使ってペン立てかスマホスタンドのどちらかを作る体験をしました。こちらも興津螺旋さんが協力してくれました。
本物のねじを回すことが初めてな子も多く、最初は苦戦していましたが、何度かやるうちにだんだんと上手になっていきます。
ねじの作り方から使い方まで2つのおしごとを体験するとよくわかったと思います。
「100まあるショップ」はお店の中すべて110まある(消費税込み)で、お菓子や文房具、おもちゃなどの買える特別なお店です。
開店の10時から閉店の16時まで、ひっきりなしにお客さんがお買い物にきていました。
社員さんとして働く子ども達も大忙しでした。特にお菓子はあっという間に売り切れて、何度か追加で入荷しました。
5つのおしごと以外にも税金を学ぶためのしくみとして、1日限定の「税務署」もオープンしました。
銀行でお給料をもらうと、納税カードが子ども達に渡されます。納税カードと10まあるをもって税務署へ。
税務署では、こども税務署員が事務処理を担当しています。
納税をすると記念にボードに貼るマグネットが1枚もらえます。
1人1枚のマグネットがどんどん集まると、自分たちの身の回りで税金が使われているものがでてきます。
1日で100人以上のこども達が納税をしたので15時頃にはボードが完成しました。
税金を納めた特典として、映画館で税金に関するアニメをみることもできました。
こども達に税金のしくみがわかりやすくまとめられた冊子や記念品も配られました。
楽しみながら税金のことを学べる非常にいい機会となりました。
清水法人会のみなさんや各お店の方々などたくさんの方がこのイベントに協力してくれました。ご協力ありがとうございました。